金曜日, 8月 09, 2019

20190709_エゼキエル19

■1あなたはイスラエルの君主たちのために哀歌を唱えて、言え。
2あなたの母である雌獅子は何なのか。雄獅子の間に伏し、若い獅子の間で子獅子を養った。
4諸国の民はその獅子のうわさを聞いた。その獅子は彼らの落とし穴で捕らえられた。彼らは鉤でこれをエジプトの地へ引きずって行った。
9彼らはそれを鉤にかけておりに入れ、バビロンの王のもとに引いて行った。彼らはそれをとりでに閉じ込め、二度とその声がイスラエルの山々に聞こえないようにした。
★エゼキエルは、たとえを用いてメッセージを伝えました。雌獅子と子獅子のたとえは、聴衆の興味を引いたことでしょう。雌獅子はユダを象徴し、2頭の子獅子はその王たちを表しました。最初の子獅子は、前609年にパロ・ネコによりエジプトに捕囚として連れて行かれたエホアハズ王のことです。(2列王23:31-33)。2頭目の子獅子はすでにバビロンに捕囚として連れて行かれたエホヤキン王(2列王24:8〜)、もしくはこれから捕囚となるゼデキヤ王 (2列王25:7)のどちらかを指しています。この話は、南ユダ王国には捕囚から早く帰還できるという望みも、近づいて来るバビロニヤ人の軍隊から逃れることができるという希望もないことを南ユダに示しました。ユダの政治的な力も軍事力も、国民を救うことはできません。ぶどうの木の枝のように、彼らは「東風」であるバビロニヤ人の軍により切り倒され、根こぎにされてしまいます。
「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。」イザヤ書40章8節が心に響きます。神様を畏れましょう。

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