月曜日, 12月 31, 2012

20121231_1歴代誌13-15

1歴代誌13:9こうして彼らがキドンの打ち場まで来たとき、ウザは手を伸ばして、箱を押さえた。牛がそれをひっくり返しそうになったからである。13:10すると、主の怒りがウザに向かって燃え上がり、彼を打った。彼が手を箱に伸べたからである。彼はその場で神の前に死んだ。
長年契約の箱がペリシテ人の地キルヤテ・エアリムに留まっていることに心痛めたダビデがそれを、エルサレムに招き入れようとした時に起こった衝撃的な出来事です。ウザに悪意は全くありません、肩に担うべきものを牛車に引かせた為でした。たとえどんな熱心さ、また善意であっても、神様が定めた方法に基づかなければ、神様に受け入れられない世界のあることを覚えましょう。

■1歴代誌14:14そこで、ダビデがさらに神に伺ったところ、神は彼に仰せられた。「彼らを追って上って行くな。彼らには面と向かわず、回って行き、バルサム樹の林の前から彼らに向かえ。
★ダビデ王はペリシテ人との戦いに関して、その戦術まで主の示しのとおり実行しようとします。ここまで主の前に明け渡された心を持ったダビデ。「真のイスラエルの王は主よあなたです」の心を垣間見ることができます。そして、ここに勝利の秘訣があるのです。

■1歴代誌15:29こうして、主の契約の箱はダビデの町に入った。サウルの娘ミカルは、窓から見おろし、ダビデ王がとびはねて喜び踊っているのを見て、心の中で彼をさげすんだ。
★ウザが打たれた出来事を通して教訓を学んだダビデは神様の定められたとおりに契約の箱を今ダビデの町エルサレムに招き入れます。しかしダビデの妻ミカルはそれをさげすみます。その結果彼女は祝福を失って行ったのです。自分の思いに勝って神様の思いを優先する人は幸いです。ヒデ

日曜日, 12月 30, 2012

20121230_1歴代誌11-12

1歴代誌11:18すると、この三人は、ペリシテ人の陣営を突き抜けて、ベツレヘムの門にある井戸から水を汲み、それを携えてダビデのところに持って来た。ダビデはそれを飲もうとはせず、それを注いで主にささげて、11:19言った。「そんなことをするなど、わが神の御前に、絶対にできません。これらいのちをかけた人たちの血が、私に飲めましょうか。彼らはいのちをかけてこれを運んで来たのです。」……
ダビデはこの3人の忠誠が神様への献身に端を発していることを認め、そのような貴い献身を受けるにふさわしいお方は神様以外にないことを示すために、自ら飲むのではなく神様へのささげものとして捧げたのです。3人の兵士がダビデに仕えるため、命を投げ出したように、私たちも自分の利益を脇に置いて他のクリスチャンに仕えられたら何と幸いでしょう。その時私たちは神様にも仕えているのです。

■1歴代誌12:22日に日に、人々がダビデを助けるため彼のもとに来て、ついに神の陣営のような大陣営となった。
★人々は大きな意義と、それを支える勇気と固い意思を持つ人々に引きつけられたのでしょう。そういう意味で神様はあなたに今朝「あなたが抱く夢は小さすぎないですか」と問われていませんか。ヒデ

土曜日, 12月 29, 2012

20121229_1歴代誌9-10

1歴代誌9:1全イスラエルは系図に載せられた。それはイスラエルの王たちの書にまさしくしるされている。ユダは、不信の罪のために、バビロンに捕らえ移されていた。
決してユダに住む全員が不忠実であったわけではありません。しかし国民全員が捕囚民となったのです。数人の罪によって、全員が影響を受けたのです。広く行われている特定の悪事に私たちが加わらないとしても、その影響をうけるのです。「わたしはしなかった」と言うだけでは十分でありません。贖われた神の民は召された地の塩として、社会にはびこる罪に対して声を上げることの重要性を覚えましょう。

■1歴代誌10:13このように、サウルは主に逆らったみずからの不信の罪のために死んだ。主のことばを守らず、そのうえ、霊媒によって伺いを立て、10:14主に尋ねなかった。それで、主は彼を殺し、王位をエッサイの子ダビデに回された。
★サウルによる統治の期間のほとんどをダビデはサウルから逃げて過ごさざるを得ませんでした。この間にダビデはサウルを殺し、神様が約束された王位を手にする機会が一度ならずあったにもかかわらずです。しかしダビデは神様を信頼し、神様の最善の時に王になれると信じたのです。サウルの統治が終わるのを決めるのはダビデではありません。戦いの間だに神様はまさに約束されたとおり、サウルの治世を終わらせられたのです。「悪に対してむしろ善をもって打ち勝ちなさい」と語られた主の言葉を思い出しましょう。あなたのなすべきことにあなたが忠実に歩むとき、主があなたを滅ぼす者と戦って下さいます。ヒデ

金曜日, 12月 28, 2012

20121228_1歴代誌7-8

1歴代誌7:27その子はヌン、その子はヨシュア。
引き続きイスラエル12部族の紹介です。ヨシュアはイスラエルの偉大な指導者の一人で民を約束の地に導き入れた人物です。詳しくはヨシュア記2章を。また神様に用いられる人の共通点を挙げることが可能なら、それは信仰的ものの見方をあげることができるでしょう。

■1歴代誌8:8シャハライムは、その妻フシムとバアラを去らせて後、モアブの野で子をもうけた。
★旧約聖書は離婚と一夫多妻が批判的なコメントなく記されていることがあります。けれども神様が離婚や一夫多妻を軽く見られていると言うことはありません。マラキ2:15には「あなたの若いときの妻を裏切ってはならない」と書かれています。イエス様も、モーセが離婚を認めたのは人々の心が頑なで弱い立場の者がそれ以上傷つかないために譲歩したのだと語られました。ともに生きることに困難を覚えるときこそ神様の前に助けを求めましょう。ヒデ

木曜日, 12月 27, 2012

20121227_1歴代誌6

1歴代誌6:57 アロンの子孫には、のがれの町ヘブロン、それにリブナとその放牧地、ヤティル、エシュテモアとその放牧地、……を与えた。
神様は各部族にのがれの町を定めるように教えられました。事故で人を死なせた人間に逃げ場を与えるためです。この教えは当初、イスラエルがまだ約束の地に入っていなかった荒野にいたときにはさほど重要性を感じることはありませんでした。時に神様は私たちに、当座はさほど重要でなく、関係のないように見える教えを与えられることがあります。しかし後になってその意味と大切に目が開かれるのです。ある部分が無関係に見えるからといって、聖書の教えを捨てないようにしましょう。今あなたが神様に従えば、将来その意味を知るようになり、神様に感謝をささげることとなるでしょう。ヒデ

水曜日, 12月 26, 2012

20121226_1歴代誌3-5

1歴代誌3:1ヘブロンで生まれたダビデの子は次のとおりである。長子はイズレエル人アヒノアムによるアムノン。次男はカルメル人アビガイルによるダニエル。
ダビデからはじまってゼルバベル等、最初にバビロンからイスラエルに帰還した捕囚民の指導者に至るまでの歴史です。そこには繁栄と衰退の歴史が。それは一個人においても言えること。だからこそ謙虚な気持ちで「試みにあわせないで悪よりお守り下さい」と祈らなければなりません。

■1歴代誌4:9ヤベツは彼の兄弟たちよりも重んじられた。彼の母は、「私が悲しみのうちにこの子を産んだから」と言って、彼にヤベツという名をつけた。4:10ヤベツはイスラエルの神に呼ばわって言った。「私を大いに祝福し、私の地境を広げてくださいますように。御手が私とともにあり、わざわいから遠ざけて私が苦しむことのないようにしてくださいますように。」そこで神は彼の願ったことをかなえられた。
★どんな時にも神様に心を注ぎ出すことはよいことです。

1歴代誌5:1イスラエルの長子ルベンの子孫──彼は長子であったが、父の寝床を汚したことにより、その長子の権利はイスラエルの子ヨセフの子に与えられた。系図の記載は長子の権利に従って行うものではない。
★ルベンの近親相姦の罪は全ての世代に読まれるように記録されました。目的は彼を辱めるためではなく、痛ましい記憶だけが罪の結果ではなく、罪のもたらす真の結果は人生の破滅であることを示すためです。長男として当然受け継ぐ祝福、特権があるにもかかわらず彼の家系は破滅したのです。その場の感情によってではなく、よき将来の刈り取りのために常に神様に祈り求めることの大切さを覚えましょう。ヒデ

火曜日, 12月 25, 2012

20121225_1歴代誌1-2

1歴代誌1:1アダム、セツ、エノシュ、1:2ケナン、マハラルエル、エレデ、1:3エノク、メトシェラ、レメク、1:4ノア、セム、ハム、それにヤペテ。1:5ヤペテの子孫は、ゴメル、マゴグ、マダイ、ヤワン、トバル、メシェク、ティラス。
歴代誌の冒頭はこうしてアダムからはじまるイスラエルの系図から綴られます。これらの記録はバビロンから帰ってきた捕囚の民に、民族としての霊的遺産について教え、神様に向かう思いを新たにすることを助けました。天で記されている神様の系図には、あなたのことも刻まれています。滅びに至るそれではなく、永遠のいのちにつながる系図にあなたの名が記されるために、クリスマス、御子を遣わされました。

■1歴代誌2:1イスラエルの子は次のとおりである。ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン、2:2ダン、ヨセフ、ベニヤミン、ナフタリ、ガド、アシェル。
★ここからはヤコブの子孫、イスラエル12部族の系図がさらに詳しく記されますが、ある人々については「主の目の前に悪を行った……」とひとこと紹介されている場合も。ゆえに、このようなかたちで人は自分の人生の記録を終わりにしてはならないのです。あなたの名は既に天の命の書に「……しかし、キリストを信じて神の子とされた」と記されていますか。もしまだなら今この決心をして下さい。それがあなたにとっての本当のクリスマスです。ヒデ

月曜日, 12月 24, 2012

20121224_ネヘミヤ記12-13

ネヘミヤ記12:36また、ゼカリヤの兄弟たちシェマヤ、アザルエル、ミラライ、ギラライ、マアイ、ネタヌエル、ユダ、ハナニであって、神の人ダビデの楽器を持って続いて行った。学者エズラが彼らの先頭に立った。
この日使われたラッパは工事をしている者たちに敵の襲撃を知らせる道具でしたが、ここでは城壁完成を祝い、民が主に立ち返る印しとして、神様を賛美するための楽器として使われています。ダビデは力強い詩篇を書き上げただけではなく、礼拝のための音楽もつくりました。神の宮を破壊したネブカデネザル王でさえ、その礼拝や音楽は破壊できなかったのです。神の宮と城壁が再建され、再び礼拝の音楽隊が心から楽しんで音楽を奏でることができるようになりました。あなたの心には神様への賛美が回復されていますか。

■ネヘミヤ記13:30私はすべての異教的なものから彼らをきよめ、祭司とレビ人のそれぞれの務めの規程を定め、13:31定まった時に行うたきぎのささげ物と、初物についての規程も定めた。私の神。どうか私を覚えて、いつくしんでください。
★失敗の危険がなければ成功はなく、懸命に働くことかなければ報いはなく、非難を恐れていては機会にも恵まれず、主を信じなければことを成し遂げることはできません。ネヘミヤの生き様から主の語りかけを受け取りましょう。ヒデ

日曜日, 12月 23, 2012

20121223_ネヘミヤ記10-11

ネヘミヤ記10:30すなわち、私たちの娘をこの地の民たちにとつがせず、また、彼らの娘を私たちの息子にめとらない。
主の民が、世俗の世界で神様の証人となるためには、神様を畏れ、支え合える仲間がどうしても必要です。それが上のみことばの真意です。家庭とは戦うために遣わされているところではなく、あなたの人生において最も安全な場所でなければなりません。なぜならその家庭があるからこそ、外に向かって遣わされて行くことができるのですから。家庭の祝福のために祈りましょう。

■ネヘミヤ記11:2すると民は、自分から進んでエルサレムに住もうとする人々をみな、祝福した。
★信仰とは神様の愛に対する自発の応答です。その神様への感謝が、あなたの生涯を輝かすのです。ヒデ

土曜日, 12月 22, 2012

20121222_ネヘミヤ記8-9

ネヘミヤ記8:9総督であるネヘミヤと、祭司であり学者であるエズラと、民に解き明かすレビ人たちは、民全部に向かって言った。「きょうは、あなたがたの神、主のために聖別された日である。悲しんではならない。泣いてはならない。」民が律法のことばを聞いたときに、みな泣いていたからである。
正式な宗教のリーダーはネヘミヤではなく、エズラでした。ネヘミヤは信徒であって、宗教的組織のメンバーでもなければ預言者でもありません。しかしそこに意味があり、ネヘミヤは神様との関係に動かされ、主の御心をこの世で実現させることに生涯を捧げたのです。すなわち神の国のためになくてはならない人です。事実そうなのだから、あなたの仕事が何であれ、どんな役割が与えられても、それは主に仕えるために、主から与えられた任務であると考えることは大切です。その時主はその人を通してご自身の目的を達成されます。

■ネヘミヤ記9:35彼らは、自分たちの王国のうちと、あなたが彼らに与えたその大きな恵みのうちに、また、あなたが彼らの前に置かれた広くて肥えた土地のうちにありながら、あなたに仕えず、また自分たちの悪い行いから、立ち返りもしませんでした。9:36ご覧ください。私たちは今、奴隷です。あなたが私たちの先祖に与えて、その実りと、その良い物を食べるようにされたこの地で、ご覧ください、私たちは奴隷です。
★バビロン帰還以降イスラエルは二度と偶像を礼拝しない民となります。その背後には帰還の民にネヘミヤがここで明らかにした過去の歴史の確認が大きく貢献していることでしょう。確かに向き合う事がしんどくなる過去の歴史、しかしそこを曖昧にすることなく、民は自分の事として受けとめることを通して未来を拓いたのです。さあ神様がイスラエルに救い主をお送り下さる土台の完成が近づきました。ヒデ

金曜日, 12月 21, 2012

20121221_ネヘミヤ記7

ネヘミヤ記7:3私はふたりに言った。「太陽が高く上って暑くなる前に、エルサレムの門をあけてはならない。そして住民が警備に立っている間に、門を閉じ、かんぬきを差しなさい。エルサレムの住民のうちから、それぞれの見張り所と自分の家の前に見張りを立てなさい。」
★エルサレムの城壁の再建は完成しましたが、それで全てが終わったわけではありません。ネヘミヤは各家族に、自宅に隣接する壁を守衛するように命じます。私たちも大きな仕事を終えたときふと気を抜いてしまうことがありますが、主が私たちに任せて下さっているものはその後も守って行く必要があります。計画を完成するのと同じくらい、その後の歩みは重要です。ヒデ

木曜日, 12月 20, 2012

20121220_ネヘミヤ記4-6

ネヘミヤ記4:19私はおもだった人々や、代表者たち、およびその他の人々に言った。「この工事は大きく、また広がっている。私たちは城壁の上で互いに遠く離れ離れになっている。4:20どこででも、あなたがたが角笛の鳴るのを聞いたら、私たちのところに集まって来なさい。私たちの神が私たちのために戦ってくださるのだ。」
★城壁再建を快く思わない近隣の民に恐れている同胞ユダヤ人の状況を知ったときネヘミヤはそれを克服する解決法を指示します。その方法はまさに民が一つとなって乗り越える方法です。こうして危機はチャンスに変えられるのです。危機をチャンスに変えるリーダー。あなたの生活ではどんな適用ができますか。

ネヘミヤ記5:10私も、私の親類の者も、私に仕える若い者たちも、彼らに金や穀物を貸してやったが、私たちはその負債を帳消しにしよう。5:11だから、あなたがたも、きょう、彼らの畑、ぶどう畑、オリーブ畑、家、それにまた、あなたがたが彼らに貸していた金や、穀物、新しいぶどう酒、油などの利子を彼らに返してやりなさい。」
★今度はユダヤの同胞の間で起こった借金の利子に関する問題です。ネヘミヤはこの時自分が大きな犠牲を払い、向かうべき外の敵に民が一つとなれるように導きます。本当に神様を愛して城壁の再建をめざすリーダーの姿がここに。

■ネヘミヤ記6:6それには次のように書いてあった。「諸国民の間に言いふらされ、また、ゲシェムも言っているが、あなたとユダヤ人たちは反逆をたくらんでおり、そのために、あなたは城壁を建て直している。このうわさによれば、あなたは彼らの王になろうとしている。
★今度は敵が流したデマでネヘミヤ自身の志気をくじく誘惑です。彼はこの時これに見向きもせず、自らなすべきことを一心不乱になし、遂に城壁を完成させました。ヒデ

水曜日, 12月 19, 2012

20121219_ネヘミヤ記1-3

ネヘミヤ記1:9あなたがたがわたしに立ち返り、わたしの命令を守り行うなら、たとい、あなたがたのうちの散らされた者が天の果てにいても、わたしはそこから彼らを集め、わたしの名を住ませるためにわたしが選んだ場所に、彼らを連れて来る』と。
★ネヘミヤはエルサレムに帰還する第3陣のリーダーとなった人物で既に神殿は回復していましたが、彼が見たのは統率の取れていない民と城壁もない無防備な町の姿でした。中でも町の再建をどこからどんな方向で始めればよいか誰もリーダーシップをとる者のないことに心を痛め、心を注ぎだしたのです。破れが見えるときあなたなら何をしますか。

ネヘミヤ記2:18そして、私に恵みを下さった私の神の御手のことと、また、王が私に話したことばを、彼らに告げた。そこで彼らは、「さあ、再建に取りかかろう」と言って、この良い仕事に着手した。
★いざ上のことばを民に語るまで、ネヘミヤは夜中誰にも告げず、崩れさっている城壁の状態を調査し、神様の導きを祈り求めます。まずは問題を正しく把握すること。次に神様にその解決法を祈り求め御声を聞くこと、神様の事業のためにこのステップは必須項目です。

■ネヘミヤ記3:2彼の次にエリコの人々が建て、その次にイムリの子ザクルが建てた。
★この章で繰り返し語られる言葉は「その次に」です。この言葉によって、どれほど人々がこの城壁の再建を切望し、協力したか伺い知れます。そこに本当に必要なもののために貢献しようとする隠されたネヘミヤの姿があるのです。ヒデ

火曜日, 12月 18, 2012

20121218_エズラ記8-10

エズラ記8:22私は道中の敵から私たちを助ける部隊と騎兵たちを王に求めるのを恥じたからである。私たちは、かつて王に、「私たちの神の御手は、神を尋ね求めるすべての者の上に幸いを下し、その力と怒りとは、神を捨てるすべての者の上に下る」と言っていたからである。8:23だから、私たちはこのことのために断食して、私たちの神に願い求めた。すると神は私たちの願いを聞き入れてくださった。
★具体的に誰が私たちを守って下さるのか、エズラと共にエルサレムに帰還する民の中にもその葛藤が生じました。あなただけではありません。誰にでも生じる葛藤です。ただ彼らはこの時祈りによって勝利しました。心に不安や葛藤が生じるとき、神様に近づくチャンスを神様が下さったとそのチャンスを生かすものでありましょう。

■エズラ記9:15イスラエルの神、主。あなたは正しい方です。まことに、今日あるように、私たちは、のがれた者として残されています。ご覧ください。私たちは罪過の中であなたの御前におります。このような状態で、だれもあなたの御前に立つことはできないのに。」
★私たちは正義の裁きを求めるが自分の犯した罪については忘れている者。エズラにはその自覚がありました。当然ではなくただ恵みによって生かされていることが深められることこそ信仰者としての成熟であることを覚えましょう。

エズラ記10:11だから今、あなたがたの父祖の神、主に告白して、その御旨にかなったことをしなさい。この地の民と、外国の女から離れなさい。」
★告白とは私たちの思い、ことば、行動が間違っていて、神様の御心に反するものであることを、主の前に認め、知らされている罪に背を向け、主のために生きて行く新たな力を主に求めることです。ヒデ

月曜日, 12月 17, 2012

20121217_エズラ記4-7

エズラ記4:4すると、その地の民は、建てさせまいとして、ユダの民の気力を失わせ、彼らをおどした。4:5さらに、議官を買収して彼らに反対させ、この計画を打ちこわそうとした。このことはペルシヤの王クロスの時代からペルシヤの王ダリヨスの治世の時まで続いた。
★神様のご計画の実現をめざそうとすると必ずそれに反対する力も生まれます。しかし失望してはなりません。時が満ち、神様の時が来ればそれは必ず実現します。

■エズラ記5:17ですから今、王さま、もしもよろしければ、あのバビロンにある王の宝物倉を捜させて、エルサレムにあるこの神の宮を建てるためにクロス王からの命令が下されたかどうかをお調べください。そして、このことについての王のご意見を私たちにお伝えください。」
★イスラエルの民の神殿再開の許可を願うダリヨス王への手紙です。

エズラ記6:12エルサレムに御名を住まわせられた神は、この命令をあえて犯しエルサレムにあるこの神の宮を破壊しようとして手を出す王や民をみな、くつがえされますように。私ダリヨスは命令を下す。まちがいなくこれを守れ。」
★世に流されようとしない主の民にとって、その心を挫こうとする働きは時代を越えて、決して無くなることはないでしょう。しかし歴史を導かれる主は、主の救いを待ち望む者のために不思議をもって必ず道を開いて下さいます。だからあなたがしてはならない事は失望です。

■エズラ記7:23天の神の宮のために、天の神によって命じられていることは何でも、熱心に行え。御怒りが王とその子たちの国に下るといけないから。
★次に時代を引き継いだ王アルタシャスタの言葉です。その背後には王にこの思いを抱かせた、まことに神様を畏れるイスラエルの民の存在があったことを忘れてはなりません。ヒデ

日曜日, 12月 16, 2012

20121216_エズラ記1-3

エズラ記1:2「ペルシヤの王クロスは言う。『天の神、主は、地のすべての王国を私に賜った。この方はユダにあるエルサレムに、ご自分のために宮を建てることを私にゆだねられた。
★選民でもないクロスに神様はこのように働きかけ、選ばれた民のためにみわざをなして下さるお方です。その証拠に皇帝アウグストの「人口調査をせよ」との命をもって、みどりごイエス様を異邦人のガリラヤと呼ばれたところから引き出され、べツレヘムで生を受けるように主は導かれました。そんなお方があなたのうちも宿り働いて下さいます。

エズラ記2:68一族のかしらのある者たちは、エルサレムにある主の宮に着いたとき、それをもとの所に建てるために、神の宮のために自分から進んでささげ物をした。2:69すなわち、彼らは自分たちにできることとして工事の資金のために金六万一千ダリク、銀五千ミナ、祭司の長服百着をささげた。
★エズラ記はバビロン捕囚から帰ってきたイスラエルの民の神殿再建の記録です。能力に従い自由意志に基づき、彼らは可能な限りをささげました。おしみなくささげる、そこにこそ喜びと力が湧き上がります。主にあなたの生涯をおささげすることを通し、主を第一とするものに賜物として注いでくださる聖霊の恵みを受け取りましょう。

■エズラ記3:12しかし、祭司、レビ人、一族のかしらたちのうち、最初の宮を見たことのある多くの老人たちは、彼らの目の前でこの宮の基が据えられたとき、大声をあげて泣いた。一方、ほかの多くの人々は喜びにあふれて声を張り上げた。
★この神様の事業に人生を注ぐ覚悟をした者の内に湧き上がった喜びが表現されています。命をかけても惜しくない価値あるものを見出した人は幸せです。ヒデ

土曜日, 12月 15, 2012

20121215_ダニエル書11-12

ダニエル書11:1──私はメディヤ人ダリヨスの元年に、彼を強くし、彼を力づけるために立ち上がった。──11:2今、私は、あなたに真理を示す。見よ。なお三人の王がペルシヤに起こり、第四の者は、ほかのだれよりも、はるかに富む者となる。この者がその富によって強力になったとき、すべてのものを扇動してギリシヤの国に立ち向かわせる。
★御使いが主の元から遣わされイスラエルの未来を明らかにしました。これほどのことが出来るのは神様のみです。神様は単なる歴史の包括的概観ではなく、人々の生活の込み入った詳細にさえ焦点を当て明らかにすることの出来るお方です。そして国家のために抱く計画も、あなた個人のために抱いて下さっている計画も、神様のご計画は揺るぎなく成就します。

■ダニエル書12:2地のちりの中に眠っている者のうち、多くの者が目をさます。ある者は永遠のいのちに、ある者はそしりと永遠の忌みに。12:3思慮深い人々は大空の輝きのように輝き、多くの者を義とした者は、世々限りなく、星のようになる。
★御使いはダニエルに「ダニエルよ。行け。このことばは、終わりの時まで、秘められ、封じられているからだ。多くの者は、身を清め、白くし、こうして練られる。悪者どもは悪を行い、ひとりも悟る者がいない。しかし、思慮深い人々は悟る。……」と語りますが、まさに世の終わりのことが最後に明らかされました。ここで覚えたいことは、ここでもやはり永遠のいのちと永遠の滅びが明確に語られているということです。死後の生、最後の審判、それらは作り話ではなく神様の壮大な救済史のご計画において有るべくして計画されているそれなのです。主の前に跪き、主よ私はどうすべきでしょうかと祈り、神様が与えて下さった十字架を仰ぐものでありましょう。仰ぎ見る者は生きるのです。ヒデ

金曜日, 12月 14, 2012

20121214_ダニエル書9-10

ダニエル書9:25それゆえ、知れ。悟れ。引き揚げてエルサレムを再建せよ、との命令が出てから、油そそがれた者、君主の来るまでが七週。また六十二週の間、その苦しみの時代に再び広場とほりが建て直される。9:26その六十二週の後、油そそがれた者は断たれ、彼には何も残らない。やがて来たるべき君主の民が町と聖所を破壊する。その終わりには洪水が起こり、その終わりまで戦いが続いて、荒廃が定められている。
★イスラエルの罪を主の前に認め告白し赦しをこうダニエルのもとに御使いガブリエルが上の御言葉を携えて現れます。それはまさに彼の執り成しに応えてくださる内容で、エルサレムの回復とキリスト出現の内容でした。自らの置かれた状況を正しく理解し、その罪を悔いてご自身を仰ぐ者に神様は豊に応えて下さるお方であることを覚えましょう。

■ダニエル書10:17わが主のしもべが、どうしてわが主と話せましょう。私には、もはや、力もうせてしまい、息も残っていないのです。」10:18すると、人間のように見える者が、再び私に触れ、私を力づけて、10:19言った。「神に愛されている人よ。恐れるな。安心せよ。強くあれ。強くあれ。」彼が私にこう言ったとき、私は奮い立って言った。「わが主よ。お話しください。あなたは私を力づけてくださいましたから。」
★上の御言葉は主を愛するダニエルに向けて語られた内容ですが、この朝あなたにも主は「神に愛されている人よ。恐れるな。安心せよ。強くあれ。強くあれ。」と語って下さいます。このことは父なる神様が、キリストの十字架のあがないを通して結んで下さった契約に基づくもので永遠に変わることのない内容です。あなたは赦され、愛されているのです。さああなたが受け取るべきこの励ましを受け取って今日も感謝の一日を始めましょう。ヒデ

木曜日, 12月 13, 2012

20121213_ダニエル書7-8

ダニエル書7:13私がまた、夜の幻を見ていると、見よ、人の子のような方が天の雲に乗って来られ、年を経た方のもとに進み、その前に導かれた。7:14この方に、主権と光栄と国が与えられ、諸民、諸国、諸国語の者たちがことごとく、彼に仕えることになった。その主権は永遠の主権で、過ぎ去ることがなく、その国は滅びることがない。
★ダニエルが主によって見せられた究極の預言です。合わせてこの目的の成就のためにこの章には神様の裁きも描かれます。聖書に記された神様理解、経綸理解に助けを与える章です。どうぞここに記された内容を受けとることが出来ますように。

■ダニエル書8:25彼は悪巧みによって欺きをその手で成功させ、心は高ぶり、不意に多くの人を滅ぼし、君の君に向かって立ち上がる。しかし、人手によらずに、彼は砕かれる。
★裁くことは主がなされること、あなたがなすべきはゆるし愛し祈る事、神様は人手によらずとも正しい裁きをなされます。自ら裁き主とならぬよう巧妙に近づく高慢の誘惑に目覚めていなければなりません。ヒデ

水曜日, 12月 12, 2012

20121212_ダニエル書5-6

ダニエル書5:25その書かれた文字はこうです。『メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン。』5:26そのことばの解き明かしはこうです。『メネ』とは、神があなたの治世を数えて終わらせられたということです。5:27『テケル』とは、あなたがはかりで量られて、目方の足りないことがわかったということです。5:28『パルシン』とは、あなたの国が分割され、メディヤとペルシヤとに与えられるということです。」
★ネブカデネザル王のあとを継いで王となったベルシャツァルが開いた大宴会の場に、突然現れた手と、書かれた文字に人々は恐れおののきます。誰も解き明かすことのできない中ダニエルが呼び出され解き明かしたのが上の言葉です。ベルシャツァルは高慢のゆえに神様に計られたのです。父の高慢の姿を見ながらも神様を畏れない生き方が刈り取る結果です。一方ダニエルは必要とされる時にはいつでも、誰の前にも立つことのできる用意がある存在でした。

■ダニエル書6:13そこで、彼らは王に告げて言った。「ユダからの捕虜のひとりダニエルは、王よ、あなたとあなたの署名された禁令とを無視して、日に三度、祈願をささげています。」6:14このことを聞いて、王は非常に憂え、ダニエルを救おうと決心し、日暮れまで彼を助けようと努めた。
★この箇所からねたみによって、掛け値なく人を陥れようとする人の存在を受け取りましょう。すなわちその誘惑から自分を守るためにはお人好しであるだけでは足りないと言うことです。ベルシャツァルに変わって王となったメディア人ダリヨス王は、ダニエルと共に神様があることを理解し、位が一番高い大臣に任命します。しかしそれを妬んだ他の大臣たちにおだてられ、自らとダニエルのいのちを危険にさらす罠が隠された法律の制定にサインをしてしまうのです。だからこそ神様の知恵によって常に守って頂く必要があるのです。ヒデ

火曜日, 12月 11, 2012

20121211_ダニエル書3-4

ダニエル書3:28ネブカデネザルは言った。「ほむべきかな、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの神。神は御使いを送って、王の命令にそむき、自分たちのからだを差し出しても、神に信頼し、自分たちの神のほかはどんな神にも仕えず、また拝まないこのしもべたちを救われた。3:29それゆえ、私は命令する。諸民、諸国、諸国語の者のうち、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの神を侮る者はだれでも、その手足は切り離され、その家をごみの山とさせる。このように救い出すことのできる神は、ほかにないからだ。」
★この勝利の背後には「もし、そうなれば、私たちの仕える神は、火の燃える炉から私たちを救い出すことができます。王よ。神は私たちをあなたの手から救い出します。しかし、もしそうでなくても、王よ、ご承知ください。私たちはあなたの神々に仕えず、あなたが立てた金の像を拝むこともしません。」との霊的戦いがありました。戦いなくして勝利はありません。生活の中で、流されるのではなく、戦うべきものがないか点検してみましょう。主はそこに勝利を与えて下さいます。

■ダニエル書4:30王はこう言っていた。「この大バビロンは、私の権力によって、王の家とするために、また、私の威光を輝かすために、私が建てたものではないか。」4:31このことばがまだ王の口にあるうちに、天から声があった。「ネブカデネザル王。あなたに告げる。国はあなたから取り去られた。
★この言葉によって彼は神様に計られ、定められた期間、理性を失い獣のように野で過ごし、牛のように野の草を食べるものとなりました。神様の恵みを忘れて「わたしが……」という高慢の結果、人が行き着く姿です。今日も主の恵みによって生かされているお互いであることを感謝し、栄光を主に帰しつつ歩みましょう。ヒデ

日曜日, 12月 09, 2012

20121210_ダニエル書1-2

ダニエル書1:7宦官の長は彼らにほかの名をつけ、ダニエルにはベルテシャツァル、ハナヌヤにはシャデラク、ミシャエルにはメシャク、アザルヤにはアベデ・ネゴと名をつけた。1:8ダニエルは、王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒で身を汚すまいと心に定め、身を汚さないようにさせてくれ、と宦官の長に願った。
★母国ユダ王国を滅ぼされ捕囚の民としてバビロンのネブカデネザル王の前に引き出された有能な青年たちを待ち受けた最初の試練は、彼らの価値観を神抜きにするそれであり、そのため、彼らの名は強制的に変更され、さらに彼らを骨抜きにさせるため、毎晩王の宴の食事が振る舞われたのです。しかし彼らはその置かれた状況の中で、神様を畏れる姿勢を崩さず、ネブカデネザル王に屈することをよしとしませんでした。誘惑は、その状況がおこった時点で迷っていては流される以外にありません。最初からその時どう行動するか決めておくのです。彼らはそれによって誘惑に勝利したのです。

■ダニエル書2:47王はダニエルに答えて言った。「あなたがこの秘密をあらわすことができたからには、まことにあなたの神は、神々の神、王たちの主、また秘密をあらわす方だ。」2:48そこで王は、ダニエルを高い位につけ、彼に多くのすばらしい贈り物を与えて、彼にバビロン全州を治めさせ、また、バビロンのすべての知者たちをつかさどる長官とした。
★自ら見た夢におののくネブカデネザル王。しかしダニエルはその夢の解き明かしを通して、自ら置かれた逆境をチャンスに変えてしまいます。これが神様を畏れるものに神様が与えて下さる特権です。さあ勝利の人生のために、あなたが隠れたところで決めておくことにはどんなことがありますか。ヒデ

20121209_エステル記6-10

エステル記6:6ハマンが入って来たので、王は彼に言った。「王が栄誉を与えたいと思う者には、どうしたらよかろう。」そのとき、ハマンは心のうちで思った。「王が栄誉を与えたいと思われる者は、私以外にだれがあろう。」6:7そこでハマンは王に言った。「王が栄誉を与えたいと思われる人のためには、6:8王が着ておられた王服を持って来させ、また、王の乗られた馬を、その頭に王冠をつけて引いて来させてください。

■エステル記7:9 そのとき、王の前にいた宦官のひとりハルボナが言った。「ちょうど、王に良い知らせを告げたモルデカイのために、ハマンが用意した高さ五十キュビトの柱がハマンの家に立っています。」すると王は命じた。「彼をそれにかけよ。」

■エステル記8:8 あなたがたはユダヤ人についてあなたがたのよいと思うように、王の名で書き、王の指輪でそれに印を押しなさい。王の名で書かれ、王の指輪で印が押された文書は、だれも取り消すことができないのだ。」8:17王の命令とその法令が届いたどの州、どの町でも、ユダヤ人は喜び、楽しみ、祝宴を張って、祝日とした。この国の民のうちで、自分がユダヤ人であることを宣言する者が大ぜいいた。それは彼らがユダヤ人を恐れるようになったからである。

■エステル記9:2その日、ユダヤ人が自分たちに害を加えようとする者たちを殺そうと、アハシュエロス王のすべての州にある自分たちの町々で集まったが、だれもユダヤ人に抵抗する者はいなかった。民はみなユダヤ人を恐れていたからである。

■エステル記10:3 それはユダヤ人モルデカイが、アハシュエロス王の次に位し、ユダヤ人の中でも大いなる者であり、彼の多くの同胞たちに敬愛され、自分の民の幸福を求め、自分の全民族に平和を語ったからである。

土曜日, 12月 08, 2012

20121208_エステル記1-5

エステル記1:19もしも王によろしければ、ワシュティはアハシュエロス王の前に出てはならないという勅令をご自身で出し、ペルシヤとメディヤの法令の中に書き入れて、変更することのないようにし、王は王妃の位を彼女よりもすぐれた婦人に授けてください。1:20王が出される詔勅が、この大きな王国の隅々まで告げ知らされると、女たちは、身分の高い者から低い者に至るまでみな、自分の夫を尊敬するようになりましょう。」

■エステル記2:15さて、モルデカイが引き取って、自分の娘とした彼のおじアビハイルの娘エステルが、王のところに入って行く順番が来たとき、彼女は女たちの監督官である王の宦官ヘガイの勧めたもののほかは、何一つ求めなかった。こうしてエステルは、彼女を見るすべての者から好意を受けていた。

■エステル記3:6ところが、ハマンはモルデカイひとりに手を下すことだけで満足しなかった。彼らがモルデカイの民族のことを、ハマンに知らせていたからである。それでハマンは、アハシュエロスの王国中のすべてのユダヤ人、すなわちモルデカイの民族を、根絶やしにしようとした。

■エステル記4:14もし、あなたがこのような時に沈黙を守るなら、別の所から、助けと救いがユダヤ人のために起ころう。しかしあなたも、あなたの父の家も滅びよう。あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかもしれない。」

■エステル記5:2王が、庭に立っている王妃エステルを見たとき、彼女は王の好意を受けたので、王は手に持っていた金の笏をエステルに差し伸ばした。そこで、エステルは近寄って、その笏の先にさわった。5:3王は彼女に言った。「どうしたのだ。王妃エステル。何がほしいのか。王国の半分でも、あなたにやれるのだが。」

金曜日, 12月 07, 2012

20121207_伝道の書10-12

伝道の書10:10もし斧が鈍くなったとき、その刃をとがないと、もっと力がいる。しかし知恵は人を成功させるのに益になる。

■伝道の書11:1あなたのパンを水の上に投げよ。ずっと後の日になって、あなたはそれを見いだそう。11:2あなたの受ける分を七人か八人に分けておけ。地上でどんなわざわいが起こるかあなたは知らないのだから。11:6朝のうちにあなたの種を蒔け。夕方も手を放してはいけない。あなたは、あれか、これか、どこで成功するのか、知らないからだ。二つとも同じようにうまくいくかもわからない。
★人生は危機と好機の両方が臨みます。ゆえにソロモンは備えの必要性があると強調します。蒔いたもを必ず刈り取るのが人生。愛のうちに霊に蒔いていのちと祝福を刈り取りましょう。

伝道の書12:1あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また「何の喜びもない」と言う年月が近づく前に。12:13結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。12:14神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。

木曜日, 12月 06, 2012

20121206_伝道の書7-9

伝道の書7:14順境の日には喜び、逆境の日には反省せよ。これもあれも神のなさること。それは後の事を人にわからせないためである。7:15私はこのむなしい人生において、すべての事を見てきた。正しい人が正しいのに滅び、悪者が悪いのに長生きすることがある。7:16あなたは正しすぎてはならない。知恵がありすぎてはならない。なぜあなたは自分を滅ぼそうとするのか。
★神様はよい時と悪い時の両方がすべての人に訪れることをゆるされます。その両方を混ぜ合わせて私たちの前に置かれ、私たちが将来を予告したり、自分の知恵や力を頼りにしたり出来ないようにされます。私たちはたいてい良いことがあると自分の功績にし、悪いことがあると、その時に得られる良いものを神様に感謝するというより、神様を責める方向へと傾きます。人生が自分にとって確かでコントロールできるように思えるときは、自己満足に陥ったり独りよがりにならないように心のあり方を注意すべきです。反対の場合もまた落胆してはなりません。神様はあなたの人生の全てをコントロールし、あなたの困難から良い結果を導き出してくださるのですから。

■伝道の書8:15私は快楽を賛美する。日の下では、食べて、飲んで、楽しむよりほかに、人にとって良いことはない。これは、日の下で、神が人に与える一生の間に、その労苦に添えてくださるものだ。
★ソロモンは人生を喜び満足することの大切さを教えます。私たちは日々をその日の仕事、食べ物、楽しみと共に受け入れなければなりません。そして神様の働きが続けられるように自分自身を元気づけ力づけるのです。

伝道の書9:10あなたの手もとにあるなすべきことはみな、自分の力でしなさい。あなたが行こうとしているよみには、働きも企ても知識も知恵もないからだ。

水曜日, 12月 05, 2012

20121205_伝道の書4-6

伝道の書4:9ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。4:10どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こす。倒れても起こす者のいないひとりぼっちの人はかわいそうだ。4:12もしひとりなら、打ち負かされても、ふたりなら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。
★他者との協力には利点があります。人生は孤立するのではなく共存するように計画されており、孤独を味わうのではなく親密さを味わうために計画されています。ある人々は、誰も信頼できないと考え、孤立することを好みます。しかし、私たちがこの地上に存在しているのは、自分に仕えるためにではなく、神と他者とに仕えるためなのです。自分を孤立させひとりでやろうとしてはなりません。仲間を求め、チームの一員となることが大切です。そのなかであなたは生かされるのです。

■伝道の書5:18見よ。私がよいと見たこと、好ましいことは、神がその人に許されるいのちの日数の間、日の下で骨折るすべての労苦のうちに、しあわせを見つけて、食べたり飲んだりすることだ。これが人の受ける分なのだ。5:19実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。5:20こういう人は、自分の生涯のことをくよくよ思わない。神が彼の心を喜びで満たされるからだ。

伝道の書6:11多く語れば、それだけむなしさを増す。それは、人にとって何の益になるだろう。6:12だれが知ろうか。影のように過ごすむなしいつかのまの人生で、何が人のために善であるかを。だれが人に告げることができようか。彼の後に、日の下で何が起こるかを。

火曜日, 12月 04, 2012

20121203_伝道の書1-3

伝道の書1:3日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益になろう。1:18実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す。
★イスラエルの王であり、知恵者ソロモンの箴言です。この書を通して人は何をもって満足すべきか、何が幸せかが問われます。もし今あなたの心が不満足に満ちているなら、この機会に既に与えられている恵みに気づき、幸いを選び取る時とさせて頂きましょう。

■伝道の書2:10私は、私の目の欲するものは何でも拒まず、心のおもむくままに、あらゆる楽しみをした。実に私の心はどんな労苦をも喜んだ。これが、私のすべての労苦による私の受ける分であった。2:11しかし、私が手がけたあらゆる事業と、そのために私が骨折った労苦とを振り返ってみると、なんと、すべてがむなしいことよ。風を追うようなものだ。日の下には何一つ益になるものはない。
 
伝道の書3:1天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。3:2生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。植えるのに時があり、植えた物を引き抜くのに時がある。3:3殺すのに時があり、いやすのに時がある。くずすのに時があり、建てるのに時がある。3:4泣くのに時があり、ほほえむのに時がある。嘆くのに時があり、踊るのに時がある。3:6捜すのに時があり、失うのに時がある。保つのに時があり、投げ捨てるのに時がある。3:7引き裂くのに時があり、縫い合わせるのに時がある。黙っているのに時があり、話をするのに時がある。3:8愛するのに時があり、憎むのに時がある。戦うのに時があり、和睦するのに時がある。3:11神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。

日曜日, 12月 02, 2012

20121202_哀歌3-5

哀歌3:22私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。3:23それは朝ごとに新しい。「あなたの真実は力強い。3:26主の救いを黙って待つのは良い。3:27人が、若い時に、くびきを負うのは良い。3:28それを負わされたなら、ひとり黙ってすわっているがよい。3:29口をちりにつけよ。もしや希望があるかもしれない。3:30自分を打つ者に頬を与え、十分そしりを受けよ。3:31主は、いつまでも見放してはおられない。3:32たとい悩みを受けても、主は、その豊かな恵みによって、あわれんでくださる。3:33主は人の子らを、ただ苦しめ悩まそうとは、思っておられない。
★もしこの御言葉があなたの心に響くなら、あなたは今とても苦しく困難の中にいらっしゃることでしょう。しかし間違いなく神様の特別なご計画の中に置かれており、生涯にそう何度も訪れることのない、大きなチャンスを掴むようにと主が導いておられるに違いありません。どうぞ人の声ではなく、さらに主の声を聞いて下さい。あなたは必ず神の人として輝くでしょう。

■哀歌4:22シオンの娘。あなたの刑罰は果たされた。主はもう、あなたを捕らえ移さない。エドムの娘。主はあなたの咎を罰する。主はあなたの不義をあばく。

■哀歌5:21主よ。あなたのみもとに帰らせてください。私たちは帰りたいのです。私たちの日を昔のように新しくしてください。5:22それとも、あなたはほんとうに、私たちを退けられるのですか。きわみまで私たちを怒られるのですか。
★いいえ父なる神様の呵責のない、極みまでの裁きはただ十字架の上で為されました。その打たれた傷によってあなたが赦されたことをあなたはご存じのはずです。ヒデ

20121202_哀歌1-2

哀歌1:14私のそむきの罪のくびきは重く、主の御手で、私の首に結びつけられた。主は、私の力をくじき、私を、彼らの手にゆだね、もう立ち上がれないようにされた。
★はじめは罪は自由を差し出しているかのようにみえます。しかし、したいことをする自由は、徐々に何でもしたいという欲望に変わって行きます。するといつの間にか私たちは罪の虜となり、そのくびきにつながれてしまうことに。罪に捕らわれている状態から解放して下さるのはまことの神様ただひとりです。神様は私たちに自由をお与え下さいますが、それは私たちがしたいことを何でもするためにではなく、神様が私たちにとって最善と知っていらっしゃることをするためであることを弁えている人は幸いです。ただただ不思議なことですが、本当の自由とは神様に従うことで訪れるのです。

■哀歌2:7主は、その祭壇を拒み、聖所を汚し、その宮殿の城壁を敵の手に渡された。すると、例祭の日のように、彼らは、主の宮でほえたけった。2:8主は、シオンの娘の城壁を荒れすたらせようと決め、測りなわでこれを測り、これを滅ぼして手を引かれなかった。塁と城壁は悲しみ嘆き、これらは共にくずれ落ちた。
★礼拝が行われる場所は、私たちが決める礼拝の優先順位ほど神様にとっては重要でないかも知れません。建物が素晴らしくても、人々が心から神様に従っていなければ教会は内側からいのちを失って行きます。それがまさにエレミヤがこの哀歌を歌ったイスラエルの時代性でした。神様の恵みを日々新たに受け取り、霊とまことの礼拝をこの朝もささげさせて頂きましょう。ヒデ

土曜日, 12月 01, 2012

20121201_ルツ記1-4

ルツ記1:16ルツは言った。「あなたを捨て、あなたから別れて帰るように、私にしむけないでください。あなたの行かれる所へ私も行き、あなたの住まれる所に私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。

■ルツ記2:10彼女は顔を伏せ、地面にひれ伏して彼に言った。「私が外国人であるのを知りながら、どうして親切にしてくださるのですか。」2:11ボアズは答えて言った。「あなたの夫がなくなってから、あなたがしゅうとめにしたこと、それにあなたの父母や生まれた国を離れて、これまで知らなかった民のところに来たことについて、私はすっかり話を聞いています。

■ルツ記3:13今晩はここで過ごしなさい。朝になって、もしその人があなたに親類の役目を果たすなら、けっこうです。その人に親類の役目を果たさせなさい。しかし、もしその人があなたに親類の役目を果たすことを喜ばないなら、私があなたを買い戻します。主は生きておられる。とにかく、朝までおやすみなさい。」

■ルツ記4:13こうしてボアズはルツをめとり、彼女は彼の妻となった。彼が彼女のところに入ったとき、主は彼女をみごもらせたので、彼女はひとりの男の子を産んだ。4:14女たちはナオミに言った。「イスラエルで、その名が伝えられるよう、きょう、買い戻す者をあなたに与えて、あなたの跡を絶やさなかった主が、ほめたたえられますように。
★やがてこのルツから生まれたオベデの子孫としてイスラエルの王となるダビデは生まれます。純粋に義母を愛そうとするルツの姿勢は人々の心を打つのみならず、主の心も打ちました。損得ではなく相手を思いやる気持ちの尊さはいつの時代も変わりません。また試練の中でその人が大切にする価値観が明らかにされます。あなたは人生において何に重きを置きますか。ヒデ