火曜日, 7月 31, 2012

20120731_1列王記18-20

■1列王記18:21エリヤはみなの前に進み出て言った。「あなたがたは、いつまでどっちつかずによろめいているのか。もし、主が神であれば、それに従い、もし、バアルが神であれば、それに従え。」しかし、民は一言も彼に答えなかった。
★「火をもって応える神を神とせよ。」と、この後エリヤはバアルの預言者450人と、どちらが用意した燔祭を焼き尽くす神様か戦います。そして勝利したエリヤはイスラエルからバアルとアシタロテの預言者400人を一掃します。神様が偶像礼拝に翻弄されるイスラエルのために働かれたのです。聖霊の語りかけと火をもってあなたに語りかけられ、あなたの罪を焼き尽くして下さる神様は、このバアルに勝利した主以外にありません。

■1列王記19:18しかし、わたしはイスラエルの中に七千人を残しておく。これらの者はみな、バアルにひざをかがめず、バアルに口づけしなかった者である。」。
★イスラエルにバアル崇拝を持ち込んだアハブ王の妃イゼベルに、バアルの預言者が一掃されたことが耳に入ったとき、「私は命をかけて預言者エリヤを殺す」と誓います。その報告を受けたエリヤはあれほどの勝利をもたらしたにもかかわらず、力を失い恐れを抱き、自分の死さえ願うのです。そのしばらく後に主がエリヤに語りかけられたのが上のみ言葉です。私だけが頑張ったのには、人が陥りやすい過ちですが、しかしそこにも神様の助けがあるのです。

■1列王20:42彼は王に言った。「主はこう仰せられる。『わたしが聖絶しようとした者をあなたが逃がしたから、あなたのいのちは彼のいのちの代わりとなり、あなたの民は彼の民の代わりとなる。』」
主の勝利を自分の手柄としたアハブ王に語られた主の言葉です。どんな時にも栄光は主のものです。ヒデ

月曜日, 7月 30, 2012

20120730_1列王記15-17

■1列王記15:32アサとイスラエルの王バシャとの間には、彼らの生きている間、争いがあった。
★この表現が同じ15章に2度繰り返され、互いに隣国アラムの王ベン・ハダデを自分の側につけてまで対抗しようと貢ぎを送ります。そもそも兄弟として仲良くすべき北イスラエルと南ユダ。最初は一つでした。隣国にではなく、互いに神様に助けを求めることができたならばと思うばかりです。

■1列王記16:31彼にとっては、ネバテの子ヤロブアムの罪のうちを歩むことは軽いことであった。それどころか彼は、シドン人の王エテバアルの娘イゼベルを妻にめとり、行ってバアルに仕え、それを拝んだ。
56年間の内に8人の王が入れ替わる北イスラエルです。そこには謀反につぐ謀反。心が神様から離れ、自分の都合で偶像を拝む価値観が生み出す負の連鎖です。罪から離れましょう。

■1列王17:1ギルアデのティシュベの出のティシュベ人エリヤはアハブに言った。「私の仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。私のことばによらなければ、ここ二、三年の間は露も雨も降らないであろう。」
罪に溺れる北イスラエル。しかし神様は選びの民を捨てることができません。そして、預言者エリヤをアハブ王に遣わします。あなたも新約の預言者です。さて主は、あなたはどこに遣わされるでしょう。主の名によって遣わされるあなたにも、主はエリヤ同様「かめの粉は尽きず、つぼの油はなくならない」権威を与えて用いられます。信じ受けとりましょう。ヒデ

日曜日, 7月 29, 2012

20120729_1列王記12-14

■1列王記12:13王は荒々しく民に答え、長老たちが彼に与えた助言を退け、12:14若者たちの助言どおり、彼らに答えてこう言った。「私の父はおまえたちのくびきを重くしたが、私はおまえたちのくびきをもっと重くしよう。父はおまえたちをむちで懲らしめたが、私はさそりでおまえたちを懲らしめよう。」
12:28そこで、王(北イスラエルの王となったヤラベアム)は相談して、金の子牛を二つ造り、彼らに言った。「もう、エルサレムに上る必要はない。イスラエルよ。ここに、あなたをエジプトから連れ上ったあなたの神々がおられる。」。
★ソロモンの王位を継いだ息子レハブアム、北イスラエルの王となったヤラベアムともに残念でならない言葉です。この結果イスラエルは二つに分断され、やがて消え去る国になるとは。過信へと人を導く力の魔力に驚きます。

■1列王記13:33このことがあって後も、ヤロブアムは悪い道から立ち返ることもせず、引き続いて、一般の民の中から高き所の祭司たちを任命し、だれでも志願する者を任職して高き所の祭司にした。
★北イスラエルの王となったヤラベアムはやがて民がエルサレムに帰ることがないようにと、サマリヤに祭壇を築きます。この結果今なお人を惑わすことに。どうかあなたが神様について自分なりの「何か」を持つのではなく、聖書のキリストの中に留まられますように。

■1列王14:9ところが、あなたはこれまでのだれよりも悪いことをし、行って、自分のためにほかの神々と、鋳物の像を造り、わたしの怒りを引き起こし、わたしをあなたのうしろに捨て去った。
★悪に対して悪をもってむくいてはなりません。自らを滅ぼすことになります。ヤラベアムはソロモンの息子レハベアム王の非情な言葉に反応してしまったのです。ヒデ

土曜日, 7月 28, 2012

20120728_1列王記10-11

■1列王記10:23ソロモン王は、富と知恵とにおいて、地上のどの王よりもまさっていた。10:26ソロモンは戦車と騎兵を集めたが、戦車一千四百台、騎兵一万二千人が彼のもとに集まった。そこで、彼はこれらを戦車の町々に配置し、また、エルサレムの王のもとにも置いた。
★聖書注解者の言葉です。戦車や馬を集めるソロモン。巨大な宮殿を築き、信じられない程の富を得た彼は、王に与えられた神様のご命令に反します。それは政治的にも霊的にも国を破壊する行為。ソロモンの宮殿が贅沢になればなるほど国民に課される税金も増え。高すぎる税金のために情勢は不安定になり、やがて革命の起こる条件が整って行くことに。求めるものを全て得たソロモンは神様を忘れ、異教徒の妻たちを通じて異教の影響が王宮に入ることを許すことに。かくして国の霊的腐敗が。
主は一度も「なぜわたしのために杉材の家を建てなかったのか」と言われなかったことを心に覚えることは大切です。主に最高のものをささげようとしたその動機にさえ、世界に自らの名を知らしめようとした罠が潜んでいるのですから。私たちは皆、ただただ遜る以外にありません。

■1列王記11:2この女たちは、主がかつてイスラエル人に、「あなたがたは彼らの中に入って行ってはならない。彼らをもあなたがたの中に入れてはならない。さもないと、彼らは必ずあなたがたの心を転じて彼らの神々に従わせる」と言われたその国々の者であった。それなのに、ソロモンは彼女たちを愛して、離れなかった。
★主はこのことについては2度も彼に現れたのにと続きます。誘惑は個々人違います。しかし何と強いものでしょう。誰がこの誘惑から離れることが出来ましょう。主により頼む意外にありません。ヒデ

金曜日, 7月 27, 2012

20120727_1列王記8-9

■1列王記8:27それにしても、神ははたして地の上に住まわれるでしょうか。実に、天も、天の天も、あなたをお入れすることはできません。まして、私の建てたこの宮など、なおさらのことです。8:28けれども、あなたのしもべの祈りと願いに御顔を向けてください。私の神、主よ。あなたのしもべが、きょう、御前にささげる叫びと祈りを聞いてください。8:29そして、この宮、すなわち、あなたが『わたしの名をそこに置く』と仰せられたこの所に、夜も昼も御目を開いていてくださって、あなたのしもべがこの所に向かってささげる祈りを聞いてください。
★神殿が完成した時、ソロモンが祈った祈りです。このあとソロモンは一つ一つ国と民のために祈りをささげますが、王の民に対する心が表れます。祈りにはその人の心があらわれるものですね。普段の執り成しを大切にするものでありましょう。

■1列王記9:4あなたが、あなたの父ダビデが歩んだように、全き心と正しさをもって、わたしの前に歩み、わたしがあなたに命じたことをすべてそのまま実行し、わたしのおきてと定めとを守るなら、9:5わたしが、あなたの父ダビデに、『あなたには、イスラエルの王座から人が断たれない』と言って約束したとおり、あなたの王国の王座をイスラエルの上に永遠に確立しよう。
★ソロモンの祈りにこたえて主が語りかけて下さった内容です。主は恵みを持ってむくいて下さるお方。あなたの祈りを顧み、みわざをなしてくださるお方。ソロモンはこの時20年をかけて神殿をつくりましたが、あなたは自分の人生をかけて、共にいて下さるイエス様と一緒に聖霊の宮であるあなた自身を建て上げるのです。主に求めましょう。主の前に最高の宮を建て上げられますようにと。ヒデ

木曜日, 7月 26, 2012

20120726_1列王記6-7

■1列王記6:12「あなたが建てているこの神殿については、もし、あなたがわたしのおきてに歩み、わたしの定めを行い、わたしのすべての命令を守り、これによって歩むなら、わたしがあなたの父ダビデにあなたについて約束したことを成就しよう。6:13わたしはイスラエルの子らのただ中に住み、わたしの民イスラエルを捨てることはしない。」
★神殿を完成したソロモンに対して神様が語られた言葉です。戒めに歩むように!イスラエルの民は掟の小さな部分を守れなかったからといって、神様から切り離されたりはしませんでした。罪の大小にかかわらず、あらゆる罪に対して豊かな赦しが与えられています。掟を破るからではなく、心が神様から離れるから掟を破り、神様の臨在を失うのです。神様の祝福の中を歩むために「ただ、心の中でキリストを主とあがめなさい。」(1ペテ3:15)の中を生きましょう。

■1列王記7:13ソロモン王は人をやって、ツロからヒラムを呼んで来た。7:14彼はナフタリ族のやもめの子であった。彼の父はツロの人で、青銅の細工師であった。それでヒラムは青銅の細工物全般に関する知恵と、英知と、知識とに満ちていた。彼はソロモン王のもとにやって来て、そのいっさいの細工を行った。
★ヒラムは最高の熟練の職人でした。生きていくためにしかたなく働くか、神様の栄光をあらわすために生きるか、その違いはやがて目に見える形となって現れます。主の弟子として召された12弟子の共通点も、それぞれおかれた場所で精一杯生きようとする姿勢にありました。あなたも神の宮を建て上げるために召し出されています。与えられた、あなたにしかない特性を感謝し、今日も精一杯主の御前に生きましょう。ヒデ

水曜日, 7月 25, 2012

20120725_1列王記3-5

■1列王記3:3ソロモンは主を愛し、父ダビデのおきてに歩んでいたが、ただし、彼は高き所でいけにえをささげ、香をたいていた。
★この章はダビデの後継の王が、なぜソロモンなのかが明らかにされる章です。神様が王ソロモンに「何を与えよう。願え」と語られたとき、彼は自分の名誉や欲のためではなく、民を愛して、ただ知恵を求め、その結果驚くばかりの知恵と、それに添えて多くの祝福を受けとります。だからこそ上のことが残念でなりません。彼は高き所でいけにえをささげ、しかも貿易を優先してエジプト王パロの娘をめとるのです。全世界を驚かす程の知恵と力、しかしこの時すでに、国を分裂する種が蒔かれていたとは。いえ、ソロモンはその種を取り除くことが出来なかったのです。結果、彼の息子レハベアムの時代に国は北と南に分かれます。知恵があるに越したことはありません。しかし、心の内に生じるいと小さな偶像を取り除かなければ、立てられた立場が高ければ高い程、その現れはやがて隠すことのできない大きな愚かさとして形を表すことになります。世界のソロモンに対して私ごときが言うべきことではありません。しかし当事者には見えないことがあるのです。間違ってはなりません。

■1列王記4:21ソロモンは、大河からペリシテ人の地、さらには、エジプトの国境に至るすべての王国を支配した。これらの王国は、ソロモンの一生の間みつぎものを持って来て、彼に仕えた。
★繁栄と成功の中だからこそ、注意しなければならないことがあるとしたら、あなたにとってそれは何でしょう。

■1列王記5:1さて、ツロの王ヒラムは、ソロモンが油をそそがれ、彼の父に代わって王となったことを聞いて、自分の家来たちをソロモンのところへ遣わした。ヒラムはダビデといつも友情を保っていたからである。
★この結果、遂に神殿を建てる時が。一人一人ソロモン同様、心の内に神殿を建てることを主に委ねられています。さてあなたの神殿はどんな神殿となるでしょう。ヒデ

火曜日, 7月 24, 2012

20120724_1列王記1-2

■1列王記1:13さあ、ダビデ王のもとに行って、『王さま。あなたは、このはしために、必ず、あなたの子ソロモンが私の跡を継いで王となる。彼が私の王座に着く、と言って誓われたではありませんか。それなのに、なぜ、アドニヤが王となったのですか』と言いなさい。
★ダビデ王が年老いて、政がおろそかになっていたとき、ハギテの子アドニヤは野心をいだき「私が王になろう」と、人々を集めたときのことです。かつてバテシェバとのことで王に直言した預言者ナタンは、バテシェバのもとに来て、ソロモンのために上のように助言します。当然王となるべき人、評価されるべき人なのにその栄誉を受けていない人があなたのまわりにいませんか。そのためにナタンが立ち振る舞ったように、あなたが振る舞うべき人がいませんか。

■1列王記2:6だから、あなたは自分の知恵に従って行動しなさい。彼のしらが頭を安らかによみに下らせてはならない。2:7しかし、ギルアデ人バルジライの子らには恵みを施してやり、彼らをあなたの食事の席に連ならせなさい。私があなたの兄弟アブシャロムの前から逃げたとき、彼らは私の近くに来てくれたからだ。
40年間イスラエルの王として国を治めたダビデ。彼は死ぬ日が近づいた時、上の言葉をもって新しい王ソロモンに語りかけます。最後まで憐れみを忘れないだダビデ。あなたはここから何を受けとりますか。ヒデ

月曜日, 7月 23, 2012

20120723_2サムエル記22-24

■2サムエル記22:10主は、天を押し曲げて降りて来られた。暗やみをその足の下にして。
★主が、ダビデのすべての敵の手、特にサウルの手から彼を救い出された日に、ダビデが歌った内容の一部です。キリストが十字架に掛かられた時には父なる神様は天を押し曲げ降りて来られませんでした。御子ではなくダビデをそしてあなたを救うために。その打たれた傷によってあなたは癒されるのです。

■2サムエル記23:5まことにわが家は、このように神とともにある。とこしえの契約が私に立てられているからだ。このすべては備えられ、また守られる。まことに神は、私の救いと願いとを、すべて、育て上げてくださる。
★「これはダビデの最後のことばである。」と記された内容の一部です。ダビデの確信、それは、神様が私に下さった契約はとこしえのもので途切れることのないもの。しかも自分が願った願いを育て上げて下さる、とのものでした。あの少年ダビデがゴリアテに「イスラエルの神をなじるとは何ごとか。私を用いてゴリアテを滅ぼさせて下さい」と願ったその時から、主はダビデの願いを育てあけ続けて下さいました。

■2サムエル記24:2王は側近の軍隊の長ヨアブに言った。「さあ、ダンからベエル・シェバに知る間でのイスラエルの全部族の間を行き巡り、その民を登録し、私に、民の数を知らせなさい。」
★「天国の入り口の脇にさえ地獄に通じる罠(穴)がある」とはよく言ったものです。生涯の最後の最後にダビデはもう一度過ちを犯します。自分自身の存在と名が消え去ることを恐れて、生涯の功績を歴史に刻もうとしたのでしょうか。しかし私たちがこの事から心に刻むべき事は、人は蒔いたものの刈り取りを必ず求められると言うことです。この時ダビデは7万人の罪なき民の命が奪われる苦しみを、自分の罪の結果として見せられることに。ヒデ

日曜日, 7月 22, 2012

20120722_2サムエル記19-21

■2サムエル記19:7それで今、立って外に行き、あなたの家来たちに、ねんごろに語ってください。私は主によって誓います。あなたが外においでにならなければ、今夜、だれひとりあなたのそばに、とどまらないでしょう。そうなれば、そのわざわいは、あなたの幼いころから今に至るまでにあなたに降りかかった、どんなわざわいよりもひどいでしょう。」
★謀反を起こした張本人であるアブシャロムの首が取られたとき、父ダビデは自分のために命がけで戦ってくれた兵士をねぎらうよりも、息子の死を悼み悲しみます。その時将軍ヨアブがダビデに直言したのが上の御言葉です。あなたには本当にあなたのことを思い、直言してくれる友がありますか。その友のために感謝しましょう。またそんな友にあなた自身がなれますように。

■2サムエル記20:21そうではない。実はビクリの子で、その名をシェバというエフライムの山地の出の男が、ダビデ王にそむいたのだ。この男だけを引き渡してくれたら、私はこの町から引き揚げよう。」するとこの女はヨアブに言った。「では、その男の首を城壁の上からあなたのところに投げ落としてごらんにいれます。」
★主がダビデに授けた主権を認めず、横柄にふるまったシェバの人生の最後です。彼の命は一人の婦人によって主の前に取られました。

■2サムエル記21:3ダビデはギブオン人たちに言った。「あなたがたのために、私は何をしなければならないのか。私が何を償ったら、あなたがたは主のゆずりの地を祝福できるのか。」
★ダビデは国に飢饉が続く理由を求め、その問題の解決と和解のために心を砕きます。マタイ5:23の「もし兄弟に恨まれていることをそこで思い出したなら、」と同じ考えです。恵みに生きる本来のダビデの復活です。ヒデ

土曜日, 7月 21, 2012

20120721_2サムエル記16-18

■2サムエル記16:11ダビデはアビシャイと彼のすべての家来たちに言った。「見よ。私の身から出た私の子さえ、私のいのちをねらっている。今、このベニヤミン人としては、なおさらのことだ。ほうっておきなさい。彼にのろわせなさい。主が彼に命じられたのだから。16:12たぶん、主は私の心をご覧になり、主は、きょうの彼ののろいに代えて、私にしあわせを報いてくださるだろう。」
★アブシャロムの謀反に乗じて、城を追われるダビデに罵倒、嘲笑するサウル王の家系の面々です。今までの鬱憤がこの時とばかり吹き出たのです。「人は外の顔かたちを見るが主は心を見る」を、サムエルから教えられたダビデの対応に学びましょう。

■2サムエル記17:23アヒトフェルは、自分のはかりごとが行われないのを見て、ろばに鞍を置き、自分の町の家に帰って行き、家を整理して、首をくくって死に、彼の父の墓に葬られた。
★新たな王となったアブシャロムの助言者であるアヒトフェル。自分の意見が退けられた反応として上のように自害します。有能な知恵に満ちた器が注意すべきプライドの問題です。あなたはプライドを傷つけられた時どんな反応をしますか。投げ出しますか。ことごとく反発しますか。祈りますか。

■2サムエル記18:9アブシャロムはダビデの家来たちに出会った。アブシャロムは騾馬に乗っていたが、騾馬が大きな樫の木の茂った枝の下を通ったとき、アブシャロムの頭が樫の木に引っ掛かり、彼は宙づりになった。彼が乗っていた騾馬はそのまま行った。
★謀反を起こしたアブシャロム。誰の手に落ちたわけでもありません。主です。こうして彼は自ら犯した罪の刈り取りをさせられます。神様は侮るべきお方ではありません。卑怯な生き方を決して羨むことのないように。ヒデ

金曜日, 7月 20, 2012

20120720_2サムエル記13-15

■2サムエル記13:28アブシャロムは自分に仕える若い者たちに命じて言った。「よく注意して、アムノンが酔って上きげんになったとき、私が『アムノンを打て』と言ったら、彼を殺せ。恐れてはならない。この私が命じるのではないか。強くあれ。力ある者となれ。」
★こうしてアムノンはアブシャロムの妹タマルを辱めた刈り取りを身に受けます。そもそもアムノンに悪知恵を授け、罪を犯させたのは悪友でした。自分の内にある罪の思いと悪友のそそのかしがある時、人は何と愚かになることか。あなたの本当の友はイエス様です。

■2サムエル記14:14 私たちは、必ず死ぬ者です。私たちは地面にこぼれて、もう集めることのできない水のようなものです。神は死んだ者をよみがえらせてはくださいません。どうか追放されている者を追放されたままにしておかないように、ご計画をお立てください。
★アムノンの命を奪った息子アブシャロムを赦せないダビデに、将軍ヨアブは一人の女を用いて和解のためにつとめます。ダビデはヨアブの働きかけを受け入れ和解しますが、心から赦せたわけではありません。さてその結末は。

■2サムエル記15:6アブシャロムは、さばきのために王のところに来るすべてのイスラエル人にこのようにした。こうしてアブシャロムはイスラエル人の心を盗んだ。
★自分に対する父ダビデの扱いに不満を募らせていたアブシャロムは、王ダビデのもとに陳情に来る人々の心を「私がイスラエルの王であったら、あなたの願いを聞き入れてやれるのだが」とエルサレムの門の前で人々の心を盗みます。愛し合うべき親子、それがいつの間にか憎しみ合う関係に。そして今やアブシャロムは謀反を計画しているのです。人ごとではありません。まずあなたが本来大切な人を赦さなければなりません。そうしなければ全てを失ってしまいます。ヒデ

木曜日, 7月 19, 2012

20120719_2サムエル記8-12

■2サムエル記8:14彼はエドムに守備隊を、すなわち、エドム全土に守備隊を置いた。こうして、エドムの全部がダビデのしもべとなった。このように主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。
★行く先々での勝利。これは偶然ではありません。これまでの神様を畏れるダビデの刈り取りです。良い種を蒔けば、よい実を刈り取り、悪い種を蒔けば悪い実を刈り取ります。

■2サムエル記9:1ダビデが言った。「サウルの家の者で、まだ生き残っている者はいないか。私はヨナタンのために、その者に恵みを施したい。」
★ダビデの憐れみの心の現れです。7:18で神様の憐れみを経験した彼の心にはいよいよ憐れみが満ちあふれます。あなたは神様の憐れみを豊かに受けとっていらっしゃいますか。

■2サムエル記10:3アモン人のつかさたちは、彼らの主君ハヌンに言った。「ダビデがあなたのもとに悔やみの使者をよこしたからといって、彼が父君を敬っているとでもお考えですか。この町を調べ、探り、くつがえすために、ダビデはあなたのところに家来をよこしたのではありませんか。」
★ダビデに真実を尽くしてくれたナハシュの子ハヌンに真実を尽くそうとダビデは使者を送ります。しかしハヌンのつかさたちの言葉は上のようでした。「悪者は自分の咎に捕らえられ、自分の罪のなわにつながれる。」(箴5:22)との言葉通りです。

■2サムエル記11:8それからダビデはウリヤに言った。「家に帰って、あなたの足を洗いなさい。」
★罪をもみ消そうとするダビデ。高慢が一線を越えさせてしまうのです。そのあとは悔いばかりです。

■2サムエル記12:13ダビデはナタンに言った。「私は主に対して罪を犯した。」ナタンはダビデに言った。「主もまた、あなたの罪を見過ごしてくださった。あなたは死なない。
★神様の指摘のチャンスを失ってはなりません。ヒデ

水曜日, 7月 18, 2012

20120718_2サムエル記4-7

■2サムエル記4:11 まして、この悪者どもが、ひとりの正しい人を、その家の中の、しかも寝床の上で殺したときはなおのこと、今、私は彼の血の責任をおまえたちに問い、この地からおまえたちを除き去らないでおられようか。」
★サウル王の子イシュ・ボシェテの首をはねたことを手柄として報告しようとした者へのダビデの言葉です。あくまでも主を畏れるダビデの心が読み取れます。

■2サムエル記5:23そこで、ダビデが主に伺ったところ、主は仰せられた。「上って行くな。彼らのうしろに回って行き、バルサム樹の林の前から彼らに向かえ。
★この章でも2回ダビデは主に「上って行くべきでしょうか」と問います。大切なことは主に聞いて決断する、この姿勢が主の祝福を受け取る者の姿勢です。

■2サムエル記6:20 ダビデが自分の家族を祝福するために戻ると、サウルの娘ミカルがダビデを迎えに出て来て言った。「イスラエルの王は、きょう、ほんとうに威厳がございましたね。ごろつきが恥ずかしげもなく裸になるように、きょう、あなたは自分の家来のはしための目の前で裸におなりになって。」
★神の箱を喜びと感謝を持って町に迎え入れたダビデ。それを侮辱するミカル。かつては父の手からダビデを救い出したミカルですが、人の心の複雑さを思います。神のことばなしにどうしてこの心を収めることができましょう。

■2サムエル記7:18ダビデ王は行って主の前に座し、そして言った。「神、主よ。私がいったい何者であり、私の家が何であるからというので、あなたはここまで私を導いてくださったのですか。
★有名なダビデの主への感謝です。あなたのくちびるによっても、この神様への賛美が豊かにささげられますように。ヒデ

火曜日, 7月 17, 2012

20120717_2サムエル記1-3

■2サムエル記1:14 ダビデは言った。「主に油そそがれた方に、手を下して殺すのを恐れなかったとは、どうしたことか。」
★サウルが戦場で傷を負ってひどいけいれんが起こったので殺してくれと頼まれた兵士。彼はそれでサウル王に手をかけ命を奪います。それをダビデに報告した結果が上の内容です。サウルを敵と思っていないダビデから見れば何と言うことをしたのかということです。神様は私が○○をすることを願っておられるに違いないと思うことと、実際の神様の私に対する願いが違わないことは幸いです。

■2サムエル記2:4そこへユダの人々がやって来て、ダビデに油をそそいでユダの家の王とした。ヤベシュ・ギルアデの人々がサウルを葬った、ということがダビデに知らされたとき、2:5ダビデはヤベシュ・ギルアデの人々に使いを送り、彼らに言った。「あなたがたの主君サウルに、このような真実を尽くして、彼を葬ったあなたがたに、主の祝福があるように。
★どこまで油注がれた者を敬おうとするダビデの姿、結局彼のその生き様が多くの人々の心を動かすメッセージに。そして自らの生涯に祝福をもたらします。聖書は「あなたの父と母を敬え」と明確に記します。

■2サムエル記3:27アブネルがヘブロンに戻ったとき、ヨアブは彼とひそかに話すと見せかけて、彼を門のとびらの内側に連れ込み、そこで、下腹を突いて死なせ、自分の兄弟アサエルの血に報いた。3:28あとになって、ダビデはそのことを聞いて言った。「私にも私の王国にも、ネルの子アブネルの血については、主の前にとこしえまでも罪はない。
★権力の座についたダビデのまわりには様々な力がうごめきます。力とは危険なものです。間違いや罠に陥りませんように。ヒデ

月曜日, 7月 16, 2012

20120716_1サムエル記28-31

■1サムエル記28:14サウルは彼女に尋ねた。「どんな様子をしておられるか。」彼女は言った。「年老いた方が上って来られます。外套を着ておられます。」サウルは、その人がサムエルであることがわかって、地にひれ伏して、おじぎをした。
★預言者サムエルが亡くなったあとペリシテ人の襲撃を恐れた王サウルは霊媒をする女のもとへ。なぜ霊媒が禁じられているのでしょうか。この後、王サウルはこの女の前でひれ伏しますが、出て来た霊が預言者サムエルと信じたからです。しかし、どうしてその霊がサムエルと言えるでしょうか。単に迷う王サウルを混乱させようとする悪霊の場合の方が多いのです。そうなると完全に悪霊の言いなりとなる王サウルがそこに誕生するのです。決して偶像の前にひれ伏し、霊媒を侮ってはなりません。

■1サムエル記29:8ダビデはアキシュに言った。「私が何をしたというのでしょうか。私があなたに仕えた日から今日まで、このしもべに何か、あやまちでもあったのでしょうか。王さまの敵と戦うために私が出陣できないとは。」
★ダビデと言えども、もしここでペリシテ人の側に立ってイスラエルと戦っていたら、彼の生涯の祝福はみな閉ざされたことでしょう。ある意味彼の生涯における最大の危機です。彼はここでこんな強気な発言をすべきではありませんでした。そこを不思議なように回避できたのはただ神様の選びと憐れみとしか言いようがありません。

■1サムエル記30:24だれが、このことについて、あなたがたの言うことを聞くだろうか。戦いに下って行った者への分け前も、荷物のそばにとどまっていた者への分け前も同じだ。共に同じく分け合わなければならない。」

■1サムエル31:2ペリシテ人はサウルとその息子たちに追い迫って、サウルの息子ヨナタン、アビナダブ、マルキ・シュアを打ち殺した。

日曜日, 7月 15, 2012

20120715_1サムエル記25-27

■1サムエル記25:30主が、あなたについて約束されたすべての良いことを、ご主人さまに成し遂げ、あなたをイスラエルの君主に任じられたとき、25:31むだに血を流したり、ご主人さま自身で復讐されたりしたことが、あなたのつまずきとなり、ご主人さまの心の妨げとなりませんように。主がご主人さまをしあわせにされたなら、このはしためを思い出してください。」
★ダビデの善意を知りつつも、その申し出を退けたナバルとは何と愚かな男でしょう。しかしその妻アビガイルの賢さと謙虚さによって一族は守られます。薄情な者、恩を仇でかえすような者であってはなりません。いつの時代においても神様は高ぶる者を退け、遜る者に恵みを注がれます。

■1サムエル記26:11私が、主に油そそがれた方に手を下すなど、主の前に絶対にできないことだ。さあ、今は、あの枕もとにある槍と水差しとを取って行くことにしよう。」26:12こうしてダビデはサウルの枕もとの槍と水差しとを取り、ふたりは立ち去ったが、だれひとりとしてこれを見た者も、気づいた者も、目をさました者もなかった。主が彼らを深い眠りに陥れられたので、みな眠りこけていたからである。。
★ダビデ討伐に出かけた宿営で兵士達の護衛のもと休みについたサウル王。その宿営からダビデはサウルの枕元の槍と水差しを持ち出します。敵意と殺意がないことを示すために。セルフコントロール出来なくなったサウル王のあわれさを思います。

■1サムエル記27:1ダビデは心の中で言った。「私はいつか、いまに、サウルの手によって滅ぼされるだろう。ペリシテ人の地にのがれるよりほかに道はない。そうすれば、サウルは、私をイスラエルの領土内で、くまなく捜すのをあきらめるであろう。こうして私は彼の手からのがれよう。」
★窮地に追い込まれたダビデ。彼も人の子この章でも罪を犯します。ヒデ

土曜日, 7月 14, 2012

20120714_1サムエル記21-24

■1サムエル記21:13それでダビデは彼らの前で気が違ったかのようにふるまい、捕らえられて狂ったふりをし、門のとびらに傷をつけたり、ひげによだれを流したりした。
★ガテの王アキシュのもとで「サウルは千を打ち、ダビデは万を……と言ったあのダビデではないですか。」の言葉を聞いたとき、ダビデの心の中に恐れが入ります。自分を守るために気が違った者を装わなければならない程の不安。あなたならどうするでしょう。

■1サムエル記22:17それから、王はそばに立っていた近衛兵たちに言った。「近寄って、主の祭司たちを殺せ。彼らはダビデにくみし、彼が逃げているのを知りながら、それを私の耳に入れなかったからだ。」しかし王の家来たちは、主の祭司たちに手を出して撃ちかかろうとはしなかった。
★前章で祭司アビメレクの前でついたダビデの小さなうそのために、アビメレク全家はサウル王の妬みを買い「ダビデに加担した」と殺されます。小さなうそを侮ってはいけません。

■1サムエル記23:27そのとき、ひとりの使者がサウルのもとに来て告げた。「急いで来てください。ペリシテ人がこの国に突入して来ました。」
★主の守りの豊かさです。ダビデがサウル王に追い詰められようとしたとき、ペリシテ人がイスラエルを襲って来たので、サウル王は王宮に帰らざるを得なくなります。まさに神様の守りです。

■1サムエル記24:19人が自分の敵を見つけたとき、無事にその敵を去らせるであろうか。あなたがきょう、私にしてくれた事の報いとして、主があなたに幸いを与えられるように。
★洞穴で着物を裾は切りましたが、命には手を掛けなかったダビデに対するサウルの言葉です。「今がチャンスのその時です」は十分に吟味する必要があります。ヒデ

金曜日, 7月 13, 2012

20120713_1サムエル記18-20

■1サムエル記18:1ダビデがサウルと語り終えたとき、ヨナタンの心はダビデの心に結びついた。ヨナタンは、自分と同じほどにダビデを愛した。
18:7女たちは、笑いながら、くり返してこう歌った。「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った。」18:8サウルは、このことばを聞いて、非常に怒り、不満に思って言った。「ダビデには万を当て、私には千を当てた。彼にないのは王位だけだ。」18:9その日以来、サウルはダビデを疑いの目で見るようになった。
★イスラエルに勝利をもたらしたダビデへのサウル王とその息子ヨナタンの対応ですが、こんなにも異なるとは。息子ヨナタンは国を愛していますが、父サウル王は自分を愛しています。あなたは何を愛していますか。

■1サムエル記19:10サウルが槍でダビデを壁に突き刺そうとしたとき、ダビデはサウルから身を避けたので、サウルは槍を壁に打ちつけた。ダビデは逃げ、その夜は難をのがれた。
★わざわいをもたらす主の霊がサウルに臨んだとき、サウルは上の行動を取ります。妬み、貪欲等、罪の思いを持ち続けるならそれが足がかりとなって、その人を思いもよらない滅びへと引っぱって行きます。きっぱりとその思いを告白して捨てるのです。あなたはそれを告白できる神の家族をお持ちですか。

■1サムエル記20:12ヨナタンはイスラエルの神、主に誓ってダビデに言った。「あすかあさってかの今ごろ、私は父の気持ちを探ってみます。ダビデに対して寛大であれば、必ず人をやって、あなたの耳に入れましょう。
★信頼する友に何とか自分が置かれている状況を理解して欲しいと願うダビデの姿がここにあります。この友情によってダビデはどれ程支えられ、慰められたことでしょう。ヒデ

木曜日, 7月 12, 2012

20120712_1サムエル記15-17

■1サムエル記15:22するとサムエルは言った。「主は主の御声に聞き従うことほどに、全焼のいけにえや、その他のいけにえを喜ばれるだろうか。見よ。聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる。15:23まことに、そむくことは占いの罪、従わないことは偶像礼拝の罪だ。あなたが主のことばを退けたので、主もあなたを王位から退けた。」
★アマレク人との戦いで、主から受けた聖絶の命。しかしサウル王は、値打ちのないものだけを聖絶し最もよいものは惜しんで自分のために隠します。にもかかわらずサウル王はサムエルの指摘に「私は主の御声に聞き従いました」と繰り返します。小さな罪、神様への不従順は、人の心を、もう自ら悔い改められない程に頑なにしてしまいます。

■1サムエル記16:7しかし主はサムエルに仰せられた。「彼の容貌や、背の高さを見てはならない。わたしは彼を退けている。人が見るようには見ないからだ。人はうわべを見るが、主は心を見る。」
★主がダビデを王にするために、ダビデの父エッサイのところにサムエルを遣わしたときのことばです。あなたの人を見る価値観と主の価値観は同じですか。

■1サムエル記17:40自分の杖を手に取り、川から五つのなめらかな石を選んできて、それを羊飼いの使う袋、投石袋に入れ、石投げを手にして、あのペリシテ人に近づいた。
★少年ダビデはペリシテ人の兵士ゴリアテがイスラエルの神様をなじるを聞いて彼との一騎打ちに立ち上がります。で、その戦い方は。サウル王が着せて下さった鎧ではなく、羊飼いとしての普段着のまま、石投げと河原か取り上げた5つの石でした。人のまねをする必要はありません。神様はあなた自身を助けてくださるお方です。ヒデ

水曜日, 7月 11, 2012

20120711_1サムエル記13-14

■1サムエル記13:11サムエルは言った。「あなたは、なんということをしたのか。」サウルは答えた。「民が私から離れ去って行こうとし、また、あなたも定められた日にお見えにならず、ペリシテ人がミクマスに集まったのを見たからです。13:12今にもペリシテ人がギルガルの私のところに下って来ようとしているのに、私は、まだ主に嘆願していないと考え、思い切って全焼のいけにえをささげたのです。」
★この後サウル王は祭司サムエルに「あなたは愚かなことをした。しなければ王国は永遠に確立されたであろうに」と語られます。何が愚かなのでしょう。越権行為です。祭司しかささげられないいけにえを、王であるサウルがささげたのです。しかもその動機は民が自分から去って行くのを恐れて。イスラエル全体がペリシテ人の襲来という緊張の中でした。そもそも信仰とはそうした中で試されます。「思い切って」すべきことと、そうすべきでないことがあなたの内で明確になりますように。

■1サムエル記14:19サウルが祭司とまだ話しているうちに、ペリシテ人の陣営の騒動は、ますます大きくなっていった。そこでサウルは祭司に、「もう手をしまいなさい」と言った。
★「もう手をしまいなさい」とは、祭司が神意を伺う手続きを省き、ペリシテ人が混乱しているその隙に戦いを始め、有利に戦いを進めようとした動機の現れです。同じようなことがこの章の36節にも記され、祭司が「ここで、われわれは神の前に出ましょう。」とサウル王に語っています。神様はその人が本当に神様により頼む人か、それともいざとなれば「肉」・「罪深い自我」で事を押し切ろうとする人かを見定めるお方です。あなたが真に神様を畏れ、委ねられた領域で神様の勝利をもたらす真の王でありますように。ヒデ

火曜日, 7月 10, 2012

20120710_1サムエル記9-12

■1サムエル記9:15主は、サウルが来る前の日に、サムエルの耳を開いて仰せられた。9:16「あすの今ごろ、わたしはひとりの人をベニヤミンの地からあなたのところに遣わす。あなたは彼に油をそそいで、わたしの民イスラエルの君主とせよ。彼はわたしの民をペリシテ人の手から救うであろう。民の叫びがわたしに届いたので、わたしは自分の民を見たからだ。」
★預言者サムエルとイスラエルの初代の王となるサウルとの出会いです。出会いの背後には神様の御手とご計画がありました。

■1サムエル記10:27しかし、よこしまな者たちは、「この者がどうしてわれわれを救えよう」と言って軽蔑し、彼に贈り物を持って来なかった。しかしサウルは黙っていた。
★遂にイスラエルに王が立てられました。神様の選びに恐れおののき荷物の間だに隠れ、よこしまな者の言葉も黙って対応するサウルです。確かにこの章で、彼は生ける神様を体験したことが記されます。

■1サムエル記11:13しかしサウルは言った。「きょうは人を殺してはならない。きょう、主がイスラエルを救ってくださったのだから。」
★アモン人ナハシュが「おまえたちの皆の者の右目をえぐり取るなら赦してやろう」とイスラエルに攻め込んだ時、サウルは立ち上がりイスラエルを救います。上の言葉は、勝利の歓喜の中、「サウルに何ができる」と軽蔑した同胞を裁きましょうと言ったとき、サウル自ら語ったことばです。最初はこの様に彼は柔和な人でした。

■1サムエル記12:20サムエルは民に言った。「恐れてはならない。あなたがたは、このすべての悪を行った。しかし主に従い、わきにそれず、心を尽くして主に仕えなさい。
★主より託された使命を完成させようとするサムエルの言葉です。主を畏れること。それこそが人の本分、このことは今も昔も変わりません。ヒデ

月曜日, 7月 09, 2012

20120709_1サムエル記4-8

■1サムエル記4:3民が陣営に戻って来たとき、イスラエルの長老たちは言った。「なぜ主は、きょう、ペリシテ人の前でわれわれを打ったのだろう。シロから主の契約の箱をわれわれのところに持って来よう。そうすれば、それがわれわれの真ん中に来て、われわれを敵の手から救おう。」
★どこが異邦人が偶像に向かう姿勢と違うのでしょう。イスラエルの民の神様に向かう態度がまるでお守りのようです。

■1サムエル記5:7アシュドデの人々は、この有様を見て言った。「イスラエルの神の箱を、私たちのもとにとどめておいてはならない。その神の手が私たちと、私たちの神ダゴンを、ひどいめに会わせるから。」
★神様の臨在の力がその地の人々に及びます。きよい者には祝福、罪を侮る者には裁きです。

■1サムエル記6:19主はベテ・シェメシュの人たちを打たれた。主の箱の中を見たからである。そのとき主は、その民五万七十人を打たれた。主が民を激しく打たれたので、民は喪に服した。
★興味本位で契約の箱に向かった民の刈り取りの結果です。神様を畏れることが祝福です。

■1サムエル記7:9サムエルは乳離れしていない子羊一頭を取り、焼き尽くす全焼のいけにえとして主にささげた。サムエルはイスラエルのために主に叫んだ。それで主は彼に答えられた。
★心を注ぎだして主に向かう。これが神様を畏れる民の姿勢です。

■1サムエル記8:19それでもこの民は、サムエルの言うことを聞こうとしなかった。そして言った。「いや。どうしても、私たちの上には王がいなくてはなりません。
★あなたはどうですか。神様だけでは足りませんか。ヒデ

日曜日, 7月 08, 2012

20120708_1サムエル記1-3

■1サムエル記1:14エリは彼女に言った。「いつまで酔っているのか。酔いをさましなさい。」1:15ハンナは答えて言った。「いいえ、祭司さま。私は心に悩みのある女でございます。ぶどう酒も、お酒も飲んではおりません。私は主の前に、私の心を注ぎ出していたのです。
★子供が与えられないハンナの悲しみ。しかし神様はその悲しみの中からサムエルを誕生させ、イスラエルを被うの悲しみに変えて希望をもたらします。耐えられぬあまりの憂いのゆえに、あなたが心を神様の前に注ぎだしたのはいつだったでしょう。それは価値あることです。

■1サムエル記2:21事実、主はハンナを顧み、彼女はみごもって、三人の息子と、ふたりの娘を産んだ。少年サムエルは、主のみもとで成長した。
★「男の子が与えられたら、あなたにおささげします」と主に約束したハンナ。幼子サムエルをささげたとき、それはまさにハンナの、主の前における献身の時でした。しかし神様はそんなハンナを喜び、それにもまさる子供をハンナに授けます。主の真実を覚えましょう。

■1サムエル記3:10そのうちに主が来られ、そばに立って、これまでと同じように、「サムエル。サムエル」と呼ばれた。サムエルは、「お話しください。しもべは聞いております」と申し上げた。
★幼くして幕屋のともしびに油を注ぐ働きをはじめたサムエル。すでにサムエルは主に仕えていましたが、まだ神様の御声の聞き方を知らず、神様に呼ばれる度にエリ先生の元へ。しかしこの時、彼は自分に直接語りかけてくださる神様の御声の聞き方をマスターしたのです。あなたは既にマスターなさいましたか。神様は神の人がまずこの土台を注意深く築くことを願われるお方です。ヒデ

土曜日, 7月 07, 2012

20120707_士師記19-21

■士師記19:28それで、彼はその女に、「立ちなさい。行こう」と言ったが、何の返事もなかった。それで、その人は彼女をろばに乗せ、立って自分の所へ向かって行った。
★イスラエルにおいて今まで聞いたことのない、信じがたい破廉恥なことが。ギブア地方のベミアミン族の地に一人のレビ人が旅の途中宿泊したところ、その地の人々はその人を辱めようとします。それでその人は自分のそばめをとって戸の外に出したとき、彼らは彼女を夜通し辱め遂に彼女は死んでしまうのです。レビ人はこの事を全イスラエルに伝えます。さあどんな展開となるでしょう。

■士師記20:28当時、アロンの子エルアザルの子ピネハスが、御前に仕えていた──そして言った。「私はまた、出て行って、私の兄弟ベニヤミン族と戦うべきでしょうか。それとも、やめるべきでしょうか。」主は仰せられた。「攻め上れ。あす、彼らをあなたがたの手に渡す。」
★恥ずべき事をおこなったベニヤミン族は部族全体で激しく対抗すしようとすることをも見ても、その罪深さは個人のレベルではなく部族の考えとなっていることを思います。それゆえに主は「攻め上れ」と命じられたのです。父ヤコブに愛されたベニヤミンの部族です。小さな罪に関する侮りの体質が部族全体をこんなにまで汚してしまうことへの恐ろしさを忘れてはなりません。

■士師記21:25そのころ、イスラエルには王がなく、めいめいが自分の目に正しいと見えることを行っていた。
★士師記を締めくくる最後の言葉です。神様をあなどり、偶像に心奪われ、自分を神とする生き方がどんなに虚しく罪深いものか。神様はこの士師記を通して語られます。それにしても人はどうして偶像へと流れるのでしょう。人ごとではありません。ヒデ

金曜日, 7月 06, 2012

20120706_士師記16-18

■士師記16:16こうして、毎日彼女が同じことを言って、しきりにせがみ、責め立てたので、彼は死ぬほどつらかった。16:17それで、ついにサムソンは、自分の心をみな彼女に明かして言った。「私の頭には、かみそりが当てられたことがない。私は母の胎内にいるときから、神へのナジル人だからだ。もし私の髪の毛がそり落とされたら、私の力は私から去り、私は弱くなり、普通の人のようになろう。」
★イスラエルを20年さばいたサムソン。しかし彼は、自分の力の源を奪われる誘惑の場所から離れることができず、目をえぐり取られ奴隷とされます。生涯の最後、神殿の柱を倒し、命を投げ出して三千人のペリシテ人を倒しますが、残念でなりません。力の源である神様との交わりに敏感でありましょう。

■士師記17:13そこで、ミカは言った。「私は主が私をしあわせにしてくださることをいま知った。レビ人を私の祭司に得たから。」
★銀で偶像をつくり、自分の家に神の宮を持ち、息子の一人を自分の祭司にしていたミカ。おかしいです。これでは神を自分のために利用する道具には出来ても、真の神様に真の礼拝を帰することはできません。レビ人もレビ人です。霊とまことをもって主を礼拝する人は幸いです。

■士師記18:19 彼らは祭司に言った。「黙っていてください。あなたの手を口に当てて、私たちといっしょに来て、私たちのために父となり、また祭司となってください。あなたはひとりの家の祭司になるのと、イスラエルで部族または氏族の祭司になるのと、どちらがよいですか。」18:20祭司の心ははずんだ。彼はエポデとテラフィムと彫像を取り、この人々の中に入って行った。
★偽りの祭司の姿がここにあります。真の神様にではなく自分の欲に仕える祭司の姿です。ヒデ

木曜日, 7月 05, 2012

20120705_士師記13-15

■士師記13:5見よ。あなたはみごもっていて、男の子を産もうとしている。その子の頭にかみそりを当ててはならない。その子は胎内にいるときから神へのナジル人であるからだ。彼はイスラエルをペリシテ人の手から救い始める。」
★マノアの妻にあらわれた主の使いの言葉です。この後マノアの妻はナジル人サムソンを産みますが、主の使いが語られたとおりにイスラエルを救うものとなります。あなたが心の内に迎え入れたキリストとの交わりを大切にしましょう。あなたの人生を完成へと導かれるのはまさにこのお方です。

■士師記14:19そのとき、主の霊が激しくサムソンの上に下った。彼はアシュケロンに下って行って、そこの住民三十人を打ち殺し、彼らからはぎ取って、なぞを明かした者たちにその晴れ着をやり、彼は怒りを燃やして、父の家へ帰った。
★サムソンの気性の激しさが描かれています。サムソンは宴会の席でなぞかけを持ち出しますが、その解き明かしに妻が脅されたことを知ったとき、彼は上の行動にでたのです。

■士師記15:14サムソンがレヒに来たとき、ペリシテ人は大声をあげて彼に近づいた。すると、主の霊が激しく彼の上に下り、彼の腕にかかっていた綱は火のついた亜麻糸のようになって、そのなわめが手から解け落ちた。15:15サムソンは、生新しいろばのあご骨を見つけ、手を差し伸べて、それを取り、それで千人を打ち殺した。
★その名を「不思議」と呼ばれる主の使いがイスラエルに立てた裁き司サムソン。まさにイスラエルをペリシテ人の手から救い出す方法は不思議です。あなたは神様の救いのパターンを自分の考え、枠の中に押し込み受けとろうとしていませんか。神様の偉大さと豊かさの中を生きましょう。ヒデ

水曜日, 7月 04, 2012

20120704_士師記10-12

■士師記10:14行け。そして、あなたがたが選んだ神々に叫べ。あなたがたの苦難の時には、彼らが救うがよい。」……10:16彼らが自分たちのうちから外国の神々を取り去って、主に仕えたので、主は、イスラエルの苦しみを見るに忍びなくなった。
★バアル、アラム、シドン、モアブ、アモン、ペリシテの神々とありとあらゆる神々と霊的姦淫をなすイスラエルへの主の言葉です。こんな破廉恥極まりないイスラエルからさえ、命に至る悔い改めを引き出そうとされる主の心に触れましょう。どんなことがあっても主は、そのご自身の愛のご性質ゆえに、イスラエルを捨てることができないのです。

■士師記11:30エフタは主に誓願を立てて言った。「もしあなたが確かにアモン人を私の手に与えてくださるなら、11:31私がアモン人のところから無事に帰って来たとき、私の家の戸口から私を迎えに出て来る、その者を主のものといたします。私はその者を全焼のいけにえとしてささげます。」
★イスラエルを救おうと立ち上がったエフタは主の前に十分な思慮のないまま誓願を立てます。結果、一人娘をいけにえとしてささげることに。神様はあなたに将来への約束を望んでおられるのではなく、今日の従順を願われるお方です。

■士師記12:1エフライム人が集まって、ツァフォンへ進んだとき、彼らはエフタに言った。「なぜ、あなたは、あなたとともに行くように私たちに呼びかけずに、進んで行ってアモン人と戦ったのか。私たちはあなたの家をあなたもろとも火で焼き払う。」
★他の人を侮辱することや嫉妬することは、自分がのけ者にされているように感じる時の正しい反応ではありません。それは滅びを身に招きます。まず自分の側に落ち度、自己本位な考えがなかったか主に求めましょう。ヒデ

火曜日, 7月 03, 2012

20120703_士師記8-9

■士師記8:26ギデオンが願った金の耳輪の目方は金で一千七百シェケルであった。このほかに、三日月形の飾りや、垂れ飾りや、ミデヤンの王たちの着ていた赤紫の衣、またほかに、彼らのらくだの首の回りに掛けていた首飾りなどもあった。8:27ギデオンはそれで、一つのエポデを作り、彼の町のオフラにそれを置いた。すると、イスラエルはみな、それを慕って、そこで淫行を行った。それはギデオンとその一族にとって、落とし穴となった。
★ミデヤンとの戦いの勝利を感謝し、主によき動機でささげものをしようとしたギデオン。しかしそれが民にとっては偶像礼拝に繋がる誘惑となるとは。神様への感謝と信仰を形にすることの難しさを覚えます。計画を立てて決断する時、この視点に立って、問題を起こす可能性を主に聞き、その要素を取り除くことは大切です。

■士師記9:53そのとき、ひとりの女がアビメレクの頭にひき臼の上石を投げつけて、彼の頭蓋骨を砕いた。9:54アビメレクは急いで道具持ちの若者を呼んで言った。「おまえの剣を抜いて、私を殺してくれ。女が殺したのだと私のことを人が言わないように。」それで、若者が彼を刺し通したので、彼は死んだ。
★権力に目が眩み、自分の兄弟70人さえ殺したアビメレクの生涯の結実です。人は権力を求めますが、その権力が、権力を用いているはずの人を飲み込み、支配してしまうことの恐ろしさを覚えます。彼が最初に力を求め民に語った言葉は「どうかシェケムのすべての者に、よく言って聞かせてください。エルバアルの息子七十人がみなで、あなたがたを治めるのと、ただひとりがあなたがたを治めるのと、あなたがたにとって、どちらがよいか。私があなたがたの骨肉であることを思い起こしてください。」ですが、その動機を神様に尋ねることをしなかったのです。力を神様に求めるものでありましょう。ヒデ

月曜日, 7月 02, 2012

20120701_士師記6-7

■士師記6:11さて主の使いが来て、アビエゼル人ヨアシュに属するオフラにある樫の木の下にすわった。このとき、ヨアシュの子ギデオンはミデヤン人からのがれて、酒ぶねの中で小麦を打っていた。6:12主の使いが彼に現れて言った。「勇士よ。主があなたといっしょにおられる。」
★ミデアン人の侵略からイスラエルを救うために主は裁き司としてギデオンを立てます。ミデアン人を恐れ、酒ぶねの中に隠れて穀物を打つギデオン、しかもギデオンの臆病さはそればかりではありません。幾度も主を試すのです(17-2337-40)。しかしそんな彼に、主は「勇士よ。」と語りかけられます。臆病さが問題ではありません。主があなたを強くされるのです。

■士師記7:2そのとき、主はギデオンに仰せられた。「あなたといっしょにいる民は多すぎるから、わたしはミデヤン人を彼らの手に渡さない。イスラエルが『自分の手で自分を救った』と言って、わたしに向かって誇るといけないから。
★神様がミデアン人を滅ぼし完全な勝利をイスラエルに与えようとしたとき、神様の心の中心にあったことは、イスラエルを高慢の罪から守る事でした。民が成熟に至らず、まだ幼い時、主がもたらしてくださる勝利であっても、彼らの心に湧き上がる思いとは「私がやった。自分で救った」です。主は愛のゆえに、その高慢から生じる刈り取りを民にさせたくなかったのです。そして主はこの時300人の信仰の精鋭を用いてイスラエルに勝利をもたらします。「栄光は主のもの」。常にこの様に告白するあなたでありますように。ヒデ

日曜日, 7月 01, 2012

20120701_士師記3-5

■士師記3:15イスラエル人が主に叫び求めたとき、主は彼らのために、ひとりの救助者、ベニヤミン人ゲラの子で、左ききのエフデを起こされた。イスラエル人は、彼を通してモアブの王エグロンにみつぎものを送った。
★「主に叫び求めたとき」はいい言葉です。しかしどの様な背景の中で叫び求めるに至ったかは問われるべきです。その結果は偶像礼拝と堕落です。しかもこの章だけでも同じことがパターン化され2回も繰り返されているとは。いとも簡単に、なぜこんなにもイスラエルは堕落するのでしょう。あなたはどうしてだと思いますか。

■士師記4:4そのころ、ラピドテの妻で女預言者デボラがイスラエルをさばいていた。
★聖書には国を治める地位についた何名かの女性のことを記します。その中でも特にすぐれているのがこのデボラです。彼女の品性と決断力を見れば確かに神様が彼女を召されたことは明白です。神様はご自身の民を導くためには老いも若きも、男でも女でも誰でも思うままに召し出すことができるのです。そして神様はあなたを召し出しておられるのではないですか。あなたは自分を偏見で判断してはいけません。

■士師記5:31「主よ。あなたの敵はみな滅び、主を愛する者は、力強く日がさし出るようにしてください。」こうして、この国は四十年の間、穏やかであった。
★4章でイスラエルに勝利をもたらした女預言者デボラは、イスラエルのこれまでの敗北と勝利の歴史を歌にして、神様の恵みと、敗北の原因を民にしっかりと悟らせます。そして賛美をもって神様に近づくイスラエルは、この後40年間国を平安に保つのです。「数えて見よ。主の恵み」とありますが、恵みをあなたが数えるとき、あなたは自分ではない、恵みによって保たれている自分自身を発見することになるでしょう。ヒデ