月曜日, 4月 10, 2017

20170419_ヨハネ11@01-44

■題名 あなたの兄弟はよみがえるであろう
金言 イエスはマルタに言われた、「あなたの兄弟はよみがえるであろう」。(23)
★「あなたの兄弟はよみがえるであろう」(23)とのみことばは、私自身復活の主から直接の語りかけをもって、いただいたみことばです。航空会社に就職するも学歴社会の現実を見せられた18歳の森君が、親元を離れ、コンプレックスに葛藤する中、自分を保ち、自分を守る術とは何だったでしょう。単に表面を装うものでしかなかったかも知れませんが、「誠実」という仮面を被ることでした。「森君は、好青年だね」と、ときに上司や先輩からいただく褒め言葉に悪い気はしませんでした。しかし「本当の私は決してそんな良い人間じゃない。何より強くない」。
そうした中で出会ったキリスト教異端、統一教会伝道ビデオで紹介されたローマ七章の御言葉は私にとって衝撃でした。
「わたしは自分のしていることが、わからない。なぜなら、わたしは自分の欲する事は行わず、かえって自分の憎む事をしているからである。……わたしは、なんというみじめな人間なのだろう」。このみことばに心を刺し通され、そこからの救いがここにあると信じたからこそ、仕事を捨て、家族と友だちとの関係を断ち、私は統一教会に献身しました。にも関わらずそれが間違いだったとは。一年後、その間違いに気づかされた私は生きる気力を失いました。人の前ではとても言葉にできませんでしたが、その時こみ上げた思いは「何と言う愚かな決断を私はしてしまったんだ」との後悔と、「間違っていたかもしれない。けれど私だっていい加減な気持ちでやってたんじゃない。この気持ちを分かって欲しい。」との自己弁護のそれでした。
そんな中で、あわれみの御手を差し伸べつつ、主は「あなたの兄弟はよみがえるであろう」(23)と語りかけてくださいました。私は、この言葉とともに主の御手に掴まれて滅びの泥沼から引き上げられました。
確かに十字架にかかられた主は、今も生きておられ恵みを施してくださいます。
(祈り)復活のイエス様は確かに今も生きておられ、私に触れてくださることを感謝します。
新聖歌 二〇二

日本イエス・キリスト教団 聖書日課ベラカむけに執筆した原稿をそのまま掲載しました。

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