月曜日, 4月 10, 2017

20170413_ヨハネ19@23-27

■題名 新しい神の家族誕生
金言 それからこの弟子に言われた、「ごらんなさい。これはあなたの母です」。そのとき以来、この弟子はイエスの母を自分の家に引きとった。(27)
★受難週に主が十字架上で語られた七言からみことばを味わうことは幸いです。
しかし、私は今日の金言、三言をどう受け取ってよいか長らくわからずにいました。そればかりか疑問さえ抱いていました。
一言の「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」。(ルカ二三・34)は、愛と赦し以外入っていないキリストの心の表れのみならず、したたりおちる罪のない血潮を父なる神様に示しながらの律法の成就であると、感激をもって受けとめることが出来ました。二言の「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」。(ルカ二三・43)は、罪人さえもパラダイスに入ることを可能とする、十字架の勝利ゆえの主の権威ですから、ただひれ伏して主に感謝を申し上げる以外にありません。
しかし続いてのこの三言を、皆さんはどのように受け取っておられるでしょうか。母マリヤをいたわるイエス様の愛の表れとも思えますが、それならなぜ「婦人よ」なのかと、何か胸に突っかかった思いを、私は長らくぬぐえませんでした。
ところが将来のために御影福音教会が、みなで教会とは何かを学び合っている時のこと、主が光を注いで下さいました。「これは血肉を越えて愛し合うようにと、十字架を通して主が生み出してくださる教会のあり方を、あらかじめ主ご自身が表現してくださったのではないか」。「主がご自身の命をかけて生み出してくださる神の家族のあり方ではないか」。私の胸の突っかかりはストンと落ちました。そして教会はプログラムに基づく集会や行事中心から、互いが受け取った御心の実現に向けて、支え合う神の家族御影福音教会としての共同体へと変わってきています。
(祈り)父なる神様、互いに愛し合うようにと命をかけて生み出してくださった神の家族としての共同体に、私も加えてくださったことを感謝します。
新聖歌 一四六

日本イエス・キリスト教団 聖書日課ベラカむけに執筆した原稿をそのまま掲載しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿