■2「人の子よ。ツロについて、哀歌を唱えよ。
3あなたはツロに言え。海の出入口に住み、多くの島々の民と取り引きをする者よ。神である主はこう仰せられる。ツロよ。『私は全く美しい』とおまえは言った。
32泣き声をあげて哀歌を唱え、おまえのために悲しんで歌う。だれかツロのように海の真ん中で滅ぼされたものがあろうか。
36国々の民の商人たちはおまえをあざけり、おまえは恐怖となり、とこしえになくなってしまう。」
★27章はツロ陥落による葬儀の哀悼です。都を船にたとえ(27:1-9)、その多くの貿易相手を挙げ(27:10-25)、そしてどのようにして船が沈んだかを表現しています(27:26-36)。イエス様はマタイ11:22において、ツロは神様のさばきに値する都だったと語られました。ツロの美しさはおごりの源であり、そのおごりが神様のばきを確実なものとしました。自分の功績に対するうぬぼれやプライドは、私たちにとって危険信号です(ヤコブ4:13-17)。神様は私たちが自分のしたことに対して喜びを持ったり、満足したりすることに反対なさるわけではありません。神様は尊大さや膨らみすぎた自尊心によって人を見下すことを非難なさるのです。神様の恵みによって生かされている自らとして歩みましょう。